■商品名:【GATEWAY特選ビンテージ】LEEDY / 1920's BROADWAY PARALLEL 14x4スネア [UI_240611_01]
■カテゴリー
スネア、ビンテージスネア、SNARE、リーディ、ブロードウェイ、ピッコロスネア
■仕様
・シェル:ニッケルオーバーブラス
・サイズ:14x4インチ
・スイッチ:ピッコロ用スローオフタイプに換装済み
・スナッピー:恐らくSLINGERLAND/12本ワイヤー
・フープ:BROADWAY刻印入りダブルフランジブラスフープ8テンション
■音量:小 ☆★★★☆ 大
■音質:柔 ☆★★★☆ 硬
■音域:狭 ☆★★★☆ 広
■反応:悪 ☆★★★☆ 良
■明るさ:暗 ☆★★☆☆ 明
■外観 ★★★☆☆
当店にてオーバーホール済み!
なんと100年前のスネア!!!
神々しい!!
資料がなく、正確な年式や仕様がハッキリと把握できませんが、恐らくシェルは1920年代初頭以前のもの。
ラグビスが2点留めの時代で、1923年頃から4点留めに仕様変更になるようなので、2024年現在は確実に100年は経っていることになりますね(驚)
スイッチは、内面のピッコロタイプに交換されています。
バット側は付け替えの痕は見られませんので恐らくオリジナルではないかと思われます。
この時代、同じブロードウェイというモデルで、スイッチのタイプ違いで、
STANDARD、PARALLEL、DUALと3つに分かれていたようで、PARALLELとDUALには全面当たりのスイッチ(当時既に全面当たりという仕組みがあったんですね。。。)が使われていたようです。
このスネア、スイッチは恐らく最初はSTANDARDだったのではないかと思われますので、フープだけ後からPARALLELに換装されたのかもしれません。
ラグは、ラグナットが収まっている付近に全体的に亀裂のようなものが見られますが、最近の傷ではなさそうなので、この状態でかなりの年月が経過しているものと思われます。
今後このままでも大丈夫なのかどうか判断が難しいですが、過去にも当店で同じような症状のものを確認しており、その後も特に問題がなさそうですので、余程のテンションでなければ今後も使用には問題ないと判断いたします。
チューニングボルトはマイナスキーボルトなので、SONORのチューニングキーをお奨めいたします。
いざという時はコインやマイナスドライバーでも何とかなるのである意味便利!^^
■サウンド ★★★★★
すごくドライ!
ピッコロスネアのタイトさと、ビンテージドラムの暖かみと、ブラスシェルのパワー感!
金属スネアなのに、かなりダークでドライな音色です。
心地良い音圧に、レスポンスの良さも素晴らしい!
特に古き良き時代のFUNK、R&B、JAZZ、ウタモノ系、絶妙なハマりじゃないでしょうか!
もう完全に仕上がっている感じなので、全然キャンキャン言わない(笑)
一般的なピッコロスネアのサウンドとはちょっと毛色が違います!
このスナッピーもとても相性が良い♪
これだけでも欲しいくらいです(笑)
経年でキャラクターももちろんそれなりに変わっているんでしょうが、
名曲と同じでいつの時代も色褪せない良い音だったんだろうと心から感じられます♪
これからもまだまだ活躍できるであろうポテンシャルの高さに脱帽!!
■ヘッド ★★★☆☆
まだ使用可能ですが、ずいぶん長い期間張ってあるようなので、もうサウンドと一体化して枯れている印象です。
新品に交換すると、もっと倍音が出てきて伸びのある音になります。
表面:REMO / コーテッドアンバサダ
裏面:REMO / スネアサイドアンバサダ
■年式 ★★★★★
恐らく1910~20年代初頭
■総評 ★★★★★
なんてこったい!!100年前のスネアです!
もはやビンテージという概念も超越した存在かもしれません!
100年前と言えば、、、、今とは文化も人々の生活も考え方も、もちろん音楽の環境もかけ離れていたと思います。
でも、100年前も、もうスネアって我々の知っている機構で使われていたというのも凄いですよね。
もちろん、この時代はまだプラスティックヘッドは存在しなくて、本皮のヘッドが張られていた時代ですが、そういう部分以外は本当に現代と同じです。
今は指先一つで世界中からあらゆるものを取り寄せることができますが、この時代は今よりも材料調達なども地域ごとの特色が強かったのかもしれません。
LEEDYはインディアナ州で、LUDWIGやSLINGERLANDは隣のイリノイ州シカゴ、ROGERSは反対隣りのオハイオ州、GRETSCHはもう一つ挟んでニューヨーク、他の産業との兼ね合いなどもあると思いますが、この時期のドラムブランドの多くがこの地域に集まっているというのも面白いですね^^
このスネアの作りこみも、細部にまで職人の手が入っているような印象を受けます。
この状態から推測すると、各時代ごとのオーナーも相棒としてとても大事にしていたんだろうと思います。
時代が移り変わっても、本当に素晴らしいものは素晴らしいままなんだというのを確実に感じられるスネアですよ^^
上手く表現できませんが、、、、世紀を超えてきた先人達の技の結晶です。
これからも大事に継承していってもらいたい逸品!!
(レビュー/店長 とら植木)
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