80年代後半から90年代前半のワンオフ・メイドと思われる一本。トラディショナルなラインとしてJ-xxx といった品番でジャズベースを用意していた一方、オリジナル・デザインのホライゾン・カスタム等でアーチド・トップのベースをレギュラーで製作していたESP による、合わせ技ともいえる「アーチド・トップのジャズベース」です。
レスポールのようなキルト・メイプル・トップ/マホガニー・バックで、エボニー指板。
本機は後からフレットレス加工された個体で、仕上がりが今ひとつだったので、指板表面は少し手を入れました。汚れも落ちたので、結果として良いリニューアルになったといえるでしょう。ナットもおそらくフレッテッドの時のままでしたので、溝を切り増して最適値にしました。
PU はEMG-J で、2V 1T の基本的な配線。トーンの効きは穏やかです。
レス・ポールのような質量のあるマホガニー・ボディは、タイトで重厚感のある硬質な低音をもたらします。
アーチド・トップによりこれは音色のタイトさに貢献している部分でもあります。
素材やディメンジョンにより、ジャズベースらしさは希薄で、なかなか個性的です。プログレッシブというか、クールなサウンドになっています。カラーリングともマッチしていますね。
各部調整箇所は問題なく機能します。
ソフトケースが付属しますが、常用は厳しいコンディションで、おまけ以上のものではありません。
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