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こちらはSuhrが演奏性の高さは現代の水準のままに、1980年代のサウンドを再現するべく新しく開発したモデルとなります。
このギターを見た瞬間、私は某T〇T〇のギタリストがかつて愛用していたあの"メープルボディー"でチェリーサンバーストカラーのギターらしさを感じてしまいました。
あまりにもT〇T〇らしい上に、私の趣味趣向にドンピシャで刺さってしまったので、代理店から画像と共に入荷連絡が来た瞬間、即座に仕入れを決めてしまいました。
もちろんあのギターとのスペックには違いがあります。
T〇T〇なあのギターは、ボディーがオールメイプルな上に、指板もエボニー指板である為、当個体が完全に一致という訳ではありません。
しかしながら、限りなく神のギターに近い外見をしている上にサウンドそのものも、魂が熱くなる80年代あの当時のサウンドが楽しめるので、当店担当としては80年代好きにこそ触って頂きたい一押しモデルです。
また、先述の通り演奏性や楽器そのもののクオリティーの高さは流石はSuhrというべきでしょうか。
非常にスムーズな運指やプレイを味わう事が出来ます。
1980年代当時はまだステンレスフレットが存在しておらず、(ステンレスフレットは1993年から徐々に普及しました)従来通りニッケルシルバーを採用していた訳ですが、当個体は勿論ステンレスフレットを採用しているので、当時のギターと比べても圧倒的なパフォーマンスを誇ります。
また、当個体にはSPCというパーツが採用されております。
SPC (Strat Presence Control) は Fat Control とも呼ばれ、シングルコイルピックアップをデュアルコイルピックアップのトーンに変えるために開発された機構です。
SPC は広範囲に亘ってミッドレンジをブーストし、同時にトレブルをカットする事でシングルコイルでは出せなかった Fat で Loud なトーンを創り出します。
また Humbucker とも相性がよく、スライドギターなど最適な高出力の Fat トーンが得られます。
そういった、当時にはなかった新しい技術を取り入れているのが、当モデルとなります。
なので言うなれば、80s"改"とでも表現するのが正しいのかもしれません。
そして、当個体の仕入れ背景としてもう一つおすすめポイントがございます。
それは、圧倒的なトップの美しさでした。
この個体の打診があった当時他にも複数の個体の画像をお送り頂いたのですが、どう考えても圧倒的にこの個体の杢目が際立っておりました。
そんな杢目フェチ的な観点でも当個体は激推しな個体ですので、是非一度ご検討下さいませ。
以下ブランドや、当モデルの仕様に関するご説明となります。
大手F社Custom ShopのマスタービルダーであったJohn Suhrが独立し、自分が納得できるギターを製作する為に立ち上げたブランドがSuhr Guitarsです。
現在は世界中で最も美しく、素晴らしいギターを造るギターメーカーの一つと言える程の名声を得ています。
今回入荷したモデルは、クラシカルなボディーシェイプであるClassic Sをベースに、80年代のLAスタジオで活躍したギターのテイストやサウンドを取り込み、Suhrの技術でリファインしたモデルとなります。
ウッドスペックに関しては、アルダーボディーにローステッドメイプルネック、インディアンローズウッド指板の組み合わせとなります。
まずボディーにアルダー材を採用する事により、豊かなミッドレンジを強く感じさせるサウンドとなります。
トップにフレイムメイプルを施したことも手伝い、心地の良い中音域にキレのある高音域と締りが加わり、迫力のあるサウンドを得意とする方向性に仕上げられております。
アルダー材は現代のギターにもよく採用されますが、勿論1980年代も主流のトーンウッドでした。
その上、指板にはローズウッドを採用しております。
ローズウッドもまた長年愛され続けているトーンウッドで、アルダーとの相性は抜群です。
アルダーの豊かなミッドレンジを打ち消す事なく、むしろ相乗効果で引き立てるかの様に極上のトーンへと昇華させます。
クリーンやクランチのセッティングでは、EMGピックアップであっても色気溢れるサウンドを楽しむ事が出来る当個体ですが、ハイゲイン時にもこの色っぽさ大切な味付けになっております。
ミッドレンジがガツンと前に出てくるサウンドの奥深くに、安定感のある太さと柔らかさを感じさせる為、サウンド全体が単調になる事はなく、非常に奥行きのある重厚なサウンドとなります。
ピックアップにはEMGを採用しております。
SAと85の組み合わせは、80年代当時としても超王道な組み合わせですので、馴染みがある方は今なお多いのではないでしょうか。
EMGらしいクリアでノイズレスなサウンドは、80年代の象徴とも言えるサウンドです。
その上、サウンドの方向性としては粒立ちの良い高域とタイトでまとまりのある低音域を併せ持っておりますので、80年代HR/HMを代表するサウンドを体現したかの様なギターに仕上がっております。
EMGが出た当初は、ピックガード下に電池を仕込む等していたので、電池交換が非常に面倒くさかった訳ですが、当個体は現代的に電池ボックスがボディーバックに仕込まれております。
電池交換の煩わしさから解放されているので、面倒臭がりさんも気にせずにお使い頂けます。
ネックシェイプや指板ラディアス、フレット等は演奏性重視でEven C Slimシェイプにヘビーサイズのステンレスフレットを採用しております。
80年代当時は、薄いネックにデカいフレットが流行しておりましたが、当個体はそういった演奏性に直結する要素も当時らしさを追求しております。
しかし、そのシェイプやフレットの素材は現代の技術で生み出された最新スペックのものですので、完成度の高さはぴか一です。
Suhr Guitarsが楽器ブランドとして世の中に生み出されてから一時的な流行に終わらず、長らくトップハイエンドブランドの一柱として存在し続けてきているのは一重に、Suhr Guitarsがプレイヤーに愛される機能性・サウンドを持ち、どのブランドにも見劣りをしない洗練された美しさを誇るギターを作り続けてきている事によるものでしょう。
是非Suhr Guitarsの本領を味わって頂けますと幸いです。
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