深く枯れた独特のサウンドで、ジャズやブルースを中心に今なお絶大な人気を誇る、トルコ製K Zildjian、いわゆる「Old K(オールドK)」が入荷しました。
K Zildjianは1977,78年頃までトルコ・イスタンブール工場で製造され、その後、トルコ工場の閉鎖とともに「K Zildjian」の商標はカナダへと移行しました。トルコで製造されたKは現在「Old K」と呼ばれ、独特の音色と希少性から、ヴィンテージシンバルの中でも特別な存在として高く評価されています。
こちらはIntermediate Stampを持つ個体で、1959から1966年頃の製造と推定されます。深く、疎らな間隔で施されたレイジングが大きな特徴。手仕事ならではのラフさが残る、非常に雰囲気のある仕上がりです。
重量は2,244gのミディアムシンウェイト。22インチならではの広がりのある響きと、ゆったりとした余韻を備えながら、軽快なレスポンスも楽しめるウェイトバランスです。Intermediate期特有のドライさは比較的控えめで、全体的には大らかで包容力のある鳴りが印象的です。
緩やかなハンドハンマリングから生まれるアタックは非常に柔らかく、スティックの粒立ちも細やか。そこからじわりと広がる倍音には、Old Kらしいザラついたトラッシーな質感が感じられます。強く叩いても音が硬くなりすぎず、弱いタッチでは繊細なニュアンスをしっかりと拾ってくれる、表情豊かなサウンドです。
22インチの魅力は、単にサイズが大きいことだけではありません。豊かなローと広がりのある倍音、そしてレガートを支えるゆったりとした余韻が、演奏全体に奥行きを与えてくれます。本品はミディアムシンのウェイトによって重たくなりすぎず、柔らかなアタックと自然な響きの広がりを両立。レガートでは深みのある余韻が心地よく、クラッシュすれば枯れた倍音がふわりと広がります。
ジャズやブルースはもちろん、ソウル、ヴィンテージロック、レコーディングなどにも好相性。特にピアノトリオでは、ピアノやベースの音に自然に溶け込みながら、リズムに豊かな奥行きを加えてくれるでしょう。
そして何より特筆したいのが、22インチのIntermediate Stampという希少性です。古いトルコ製Old K自体が貴重な存在ですが、独特の音色を持つIntermediate期の22インチとなると、出会える機会も限られます。大きなサイズならではの音響的な魅力と、年代・仕様による希少性を兼ね備えた、コレクションとしても演奏用としても魅力的な一枚です。
さらに、この年代のOld Kとしては驚くほど良好なコンディションも大きな魅力。割れや欠けはなく、エッジ部分の凹みや傷もほとんど見られません。半世紀以上の年月を経たヴィンテージシンバルであることを考えると、非常に丁寧に扱われてきたことがうかがえます。
Old K特有の枯れた響き、柔らかなアタック、トラッシーな倍音。そして22インチならではの豊かな広がりと希少性。サウンド、サイズ、コンディションの三拍子が揃った、ぜひ実際に手に取っていただきたいヴィンテージライドです。
サイズ:22インチ
重量:2,244g
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