日本を代表するエレアコ・メーカー、タカミネ。1962年創業の高峰楽器製作所がエレアコの開発に乗り出したのが1978年の事です。エレアコ1号機のプロト・タイプをステージで使っていたライ・クーダーをはじめ、グレン・フライやブルース・スプリングスティーン、ジャクソン・ブラウンやデビッド・リンドレーなど錚々たる大物ミュージシャン達がこぞってタカミネ・エレアコを愛用し、一躍世界のタカミネへと急成長を遂げました。メイド・イン・ジャパンに関わらず、日本ではアメリカでの大成功を受け、後追いで発売が開始されたちょっと珍しい経緯を持つタカミネ。今回入荷はそんなタカミネ・エレアコの出発点的モデルPT-07E。ライ・クーダーに手渡されたプロト・タイプが正にこのPT-07Eで、1979年にリリースされた、タカミネ・エレアコの記念すべき第一号モデルです!
ラミネイト・スプルースTOP(カーブド・トップ)、ラミネイト・メイプルSIDE&BACK(アーチド・バック)、メイプルNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、実測41.1mmナット、645mmスケールの17インチ超えのスーパー・ジャンボ・ボディー。ライ・クーダー・モデルの愛称で親しまれた、タカミネ・エレアコ初期の傑作です!ボディー幅は約435mmと17インチ超えですが、くびれたボディー形状や、41.1mmというかなり細身のネック・シェイプで弾いた感じはそんなに大きさは感じません。
生音はそんなに出ません(笑)。エレアコだからそれでいいんです。全体的なボリューム感は控えめですが、サウンド・バランス的にはジャンボ・ボディーらしいドワンと弾む低音にタイトなミドル、メイプルならではのツルンとした艶感のある高音などが混然一体となり、メイプルのジャンボ・ボディーらしいサウンドを奏でます。トップ&バックにアーチが掛ってますので、ピック・ギターのようなニュアンスもあり、音圧感こそ控えめながら、これはこれで楽しめるかと思います。タカミネ初のエレアコ・システム、Palatheticピックアップ・システムは、ボリュームとトーンだけというシンプルなプリアンプながら、その後のタカミネに脈々と引き継がれる、タイトでエッジ感のきついエレアコ・サウンドを響かせます!とは言え、現代風に考えるとトレブリー過ぎる感があります(汗)。トーンを全開にすると耳に突き刺さるようなジャリジャリのエレアコ・サウンドになります。トーンを0にしてようやく何とか使えるかな?くらいの印象です。
楽器のコンディションは年式なりのキズや使用感などありますが、不自然なキズは無く、全体的に見れば年式の割には綺麗な方じゃないかと思います。1弦側サウンドホール脇にはピックで小突いたようなキズが多数あり、その他にも打痕や擦り傷等散見出来ますが、いずれのキズも「50年近く使ってたらこうなるよね」と思えるような自然なキズばかりですので、70年代物ビンテージとして見て取り立てて気になるような箇所は無いかと思います。プリアンプは現状では正常に作動していますが、壊れても保証のしようが無いので、PU及びプリアンプ部は保証対象外とさせて頂きます。
ネック・コンディションは良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.4mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにももう少しだけ余裕があります。フレットはローフレットを中心にいくらか減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの7~8割程度の高さは残っていますので、まだまだ安心してお使い頂けます。
エレアコ史の中に於いても外すことの出来ない名モデル!普通のエレアコ使いでもいいですが、このルックスでスライド・ギターなんかジャリジャリ演奏しちゃってもカッコいいかも知れませんね!
オリジナル・ハード・ケース付き
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