1980年、長野県松本市波田にてエレキギター製作会社としてヤマ楽器が設立されました。
日本の中でもギター製作に最も適しているとされる、自然豊かな環境で製作されるギター達は高い評価を得続け、国内外ハイエンドブランド製品のOEM製造を長年請け負っておりました。
そんなヤマ楽器の長年の夢、それがオリジナルブランドの販売でした。
プロデューサーの塩入氏の主導により2019年よりまずベースの開発が始まり、試行錯誤を繰り返す中でギタリスト「清水ひろたか」氏との出会いがありました。
清水氏をスペシャルアドバイザーとして迎えたことにより、満を持して発売されたのがこの"Shior"ブランド製品です。
今回入荷したのはJMタイプの"Modern Oddity JM"。一般的なJMタイプとは一線を画す、様々な拘りとアイディアが詰まった究極の逸品です。
Shior製JMタイプはアイナ・ジ・エンドの楽曲でギターを担当する事も多い名越由貴夫氏が愛用しており、様々な映像でその姿を確認出来ます。
ウッドスペックとしてはアルダーボディ・メイプルネックにローズウッド指板と定番の組み合わせです。
ローズウッドには硬質なホンジュラスローズウッドを採用。木目がクールかつレスポンスの良い良質なサウンドに寄与しています。
Blood Redの名の通り、鮮烈な赤というよりはやや濁った色味。この絶妙な調色からも拘りと技術の高さを窺い知る事が出来ます。
今回の個体には所謂シェルフナットを搭載。ごく僅かにナットがブリッジ側にせり出しており、これによりローフレットでのピッチの不安定さを解消。コードも美しく響きます。
そして何と言っても、Shiorの神髄はそのネックにございます。
適度なグリップによる圧倒的な演奏性の高さは、後述の塗装と相まって「吸い付くような」という言葉がこれ以上無い程適格です。
徹底的なシーズニングから数十の工程に及ぶ製作過程を経てじっくりと時間をかけて製作されており、強度面でも素晴らしい仕上がり。
トラスロッドもローフレットだけ・ハイフレットだけ効くようなものではなく全体にしっかりと動作。
一説にはボルトオンギターのサウンドはネックが7割とも評される事がありますが、それだけ重要とされるネックの完成度に心血を注いでおります。
渾身のセットアップがなされ、ブリッジ自体は低めにしながらもバズの少ない素晴らしい仕上がりです。
清水氏をして「ヤマ楽器のネックは世界一」と言わしめる程の究極のネックです。
ボディ塗装は通常下地にニトロセルロース・ラッカー、トップコートにはシェラックを用いた極薄且つデリケートな仕上げとなっておりますが、今回はボディ・ネック共にオール・シェラックの仕上げとなっております。
ヴァイオリンやクラシックギター等で使用されるシェラックですが、とにかくサウンド面で非常に良質である為好んで使用されております。
非常に脆く取り扱いには細心の注意が必要ではありますが、一度味わえば戻れない程の極上トーンを生み出します。
とりわけ今回の個体はオール・シェラックの為、「非常に」という言葉ですら足りないほどに極薄のフィニッシュとなっております。
濃いめのレッドカラーであるのに下の木目すら透けて見えそうな程。木部の鳴りを最大限生かしてくれています。
ピックアップはオリジナル。気になるそのサウンドはと言うと、まさに言葉では表しきれない程に美しく・リッチなトーンが出力されております。
担当は初入荷前にデモ機も試奏させていただきましたが、コードを一つ鳴らしただけであまりの良さに虜になってしまい「是非!」と取り扱いを決めました。
全体的に太さがあり非常に豊かで艶のあるトーンだと感じる一方、十分なハイも備えているので一音一音に煌びやかさを感じます。
ローミッド強めのアンプでも十分に音抜けが良く、雑味が少なく洗練されたトーン。ドライブさせてもノイズが非常に少ない事に驚かされます。
その他パーツ類にもしっかりと拘っており、国産POTは通常誤差20%とされている(CTSで10%程)中、なんと許容誤差±1%と一切の妥協はございません。
非常にユニークなコントロールとして、ミニスイッチを2つ搭載。ジャック側のミニスイッチは2way、Volノブ側は3wayとなっております。
まずジャック側のミニスイッチは、「POT容量の500kΩ/250kΩの切り替え」という驚きのシステムです。
ボディ内側に倒すと250k、外側で500kです。ハイの成分が絶妙に変化しますので、自分のお好みや曲によって切り替える事で僅かな雰囲気の差を演出。様々な音楽に対応出来る一助となります。
そしてもう一つのミニスイッチによって「スムーステーパーのON/OFF」が可能となっております。
ボリュームコントロールをする際、ハイが残っていて欲しい時とそうでない時があっても両立させるのは困難でありました。
なかなか他では見られないユニークかつ拘りのコントロールで、プレイヤーの表現力を最大限サポートしてくれるスペックとなっております。
センターポジションでOFF、ボディ内側、外側の順にハイが多く残るようになります。
特にファズ等を使用して手元でゲインをコントロールするような使い方で大活躍間違いなしです。
ちょっと特徴的なポイントとしまして、サドル下に仕込む為のプレートとフェルト生地のミュートを標準搭載しています。
プレートによって豊かなハイミッドを得られ、更に両端を若干盛り上げている為ブリッジサドルがズレてしまうという構造上の弱点を解消しています。
フェルト生地のミュートは共振防止の為サドルよりテールピース側に装着。
このフェルト生地が非常に面白く、装着した上でテールピース側の弦をピッキングすると、音程を保ったままでキャリンと硬い音を鳴らしてくれます。
何にでも使える訳ではありませんが、演奏中のアクセントの一つとして活用可能です。
素晴らしい知名度があるという訳ではありませんが、一度鳴らせばその魅力に惚れ込んでしまうこと間違いなしの逸品。
担当スタッフが今最も推したい、職人の魂がこもった国産ブランドです。
是非お求めくださいませ。
【スペック】
Body :Alder
Neck :Maple U-shape
Fingerboard : Honduras Rosewood
Radius :241mmR (9.5")
Nut :Non-Bleach Bone Nut 42mm
Fret :SANKO #214 22F
Scale :648mm (25.5")
Machine Head :GOTOH SD91-05M
Pickups :Shior Modern Oddity JM
Finish :Spirit Varnish Relic (Shellac Base French Polish)
正規保証書、ハードケース付属
※メーカー推奨弦はErnie Ball、ghs、ROTOSOUNDです。
为了获得更好的访问体验
请点击右上角按钮
选择“在浏览器中打开”