Paul Reed Smithは1985年の創業以来、カルロス・サンタナやジョン・メイヤー等、数多くのギタリストを魅了し続けるブランドです。
美しいフレイムメイプルトップやバードインレイに代表される洗練されたデザインも大きな魅力で、
ロック、ポップス、ジャズ、フュージョンなど幅広いジャンルのプレイヤーから支持されています。
今回入荷いたしましたCustom 24 57/08 Limitedは、2008年のExperience PRSで発表された限定モデルです。
当時大きな話題を集めた57/08ピックアップのデビューを飾るモデルとして企画され、
Custom 24は全カラー合計で世界350本のみ生産されました。
通常ラインナップとの差別化を図るべく、ボディバックには選別されたライトウェイト・マホガニー、ネックには硬質なペルビアン・マホガニーを採用。
ボディトップには、豪華な杢目を持つキルテッド・メイプルの10 Top材が使用され、
限定モデルにふさわしい気品と存在感を備えています。
モデル名にも冠される57/08は、PRSが1957年前後のヴィンテージ・ハムバッカーを研究し、独自に開発したピックアップです。
1950年代のハムバッカー用ワイヤーを製造したものと同じ機械を用い、当時に近い被膜仕様を持つワイヤーを使用するなど、素材と製造工程の両面からヴィンテージ・ピックアップの特性が追求されています。
Alnico IIマグネットを採用した57/08は、HFSに代表される高出力ピックアップの力強い押し出しとは異なり、ピッキングの強弱に対する素直な追従性、コードを鳴らした際の優れた分離感、甘さを保ちながらも曇りにくい高域が魅力です。
通常のHFS搭載Custom 24と比較すると中域の主張は穏やかで、クリーンからクランチ、クラシックロック程度のドライブサウンドまで、ピッキングニュアンスと豊かな倍音を生かした立体的なサウンドを楽しめます。
また、24フレット仕様では22フレット仕様のギターよりもフロントピックアップがブリッジ寄りに配置されるため、ネックポジションでも低域が膨らみすぎず、レスポンスの引き締まったサウンドに仕上がっています。
57/08の温かみとCustom 24特有のスピード感が絶妙に共存しており、フロントでは甘さの中にも明瞭な芯を残し、
リアでは耳に痛い硬さを抑えながら、バンドアンサンブルの中でも埋もれにくい輪郭を備えています。
コントロールはMaster Volume、Push/Pull Tone、3-way Toggleによるシンプルな構成。
Push/Pullスイッチによるコイルスプリットにも対応し、ハムバッカーの太く豊かなサウンドから、
歯切れのよい軽快なサウンドまで幅広くカバーします。
本機が製作された2008年当時のPRS Coreモデルらしい、輪郭の明確なタイトかつブライトな生鳴りも大きな魅力。
近年のラッカーフィニッシュ採用機とは趣の異なるレスポンスを備えており、
当時のPRSならではのサウンドとフィーリングを存分に堪能できる一本です。
57/08ピックアップは後年、ほかのPRSモデルへの搭載や単体販売も行われましたが、
本機はその原点となった初年度の限定モデルです。
世界350本という限られた生産数に加え、選別された木材、初期57/08ピックアップを組み合わせた仕様は、後年のCustom 24とは明確に異なります。
コレクタブルな希少性を備えながら、プレイヤーズ・ギターとしても完成度の高い、PRSファン必見の一本です。
商品の状態について
塗装の硬さ故、ボディトップに同時期のPRSによくみられる白濁がみられます。
また、指板サイドの塗装には剥離した跡が見られますが、補修が施されており、見た目や演奏時に大きな違和感のない仕上がりとなっています。
フレットに目立った消耗は見られず、残量は1.2mm程度、トラスロッドも通常の調整範囲内で問題なく動作しております。
付属品はハードケース、および掲載画像の書類のみとなっており、アーム等は欠品しております。
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