ヤマハ・カントリー・ジャンボ・シリーズがスタートしたのは1977年の事。1975年に発表されたL四天王の1つであるL-52の流れを汲むCJシリーズですが、シリーズが始まった1977年時点ではCJ-7、CJ-10、CJ-15Bの3機種のみが生産されていました。その後L四天王のL-52は80年にCJ-52 CUSTOMにモデル名が変更されます。しかし90年代に入るとCJ-52は姿を消す事となります。今回入荷は97年当時のCJシリーズ最高峰として生産されていたCJ-32。名器CJ-52の流れを汲む名モデルです!
高級スプルース単板TOP、高級メイプル単板SIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、実測43.2mmナット、651mmスケールのヤマハ・カントリー・ジャンボ・ボディー。L四天王の一つ、CJ-52に使われていたTOP材には「最高級」の文字が付きますが、「最高級」と「高級」にどれほどの違いがあるのか(笑)?CJ-52ばりのアバロン・ロゼッタ&トリムが輝く最高機種らしい貫禄の佇まいです!
サウンドはジャンボ・ボディーらしいたっぷりとした音量感のあるダイナミックなサウンド!メイプル・ボディーらしい粒立ちが良く煌びやかなサウンドと、ジャンボ・ボディーならではの腹の底から響いてくるような胴鳴り、たっぷりとした中低域などが混然一体となり、艶やかで透明感がありながらもパワフルで存在感のあるサウンドを響かせます。フラットピックで掻き鳴らせば、バウンバウンと弾むような中低域に煌びやかで粒立ちの良い高音がブレンドされ、遠鳴りのする力強いサウンドが得られますし、フィンガーで爪弾けば、メイプルらしいコリッとした粒立ちの良さと艶やかな音色が強調され、深いリバーブ感を伴った美しいサウンドが得られますので、大きいボディーでありながらもあらゆるプレイ・スタイルに対応出来るサウンドになっています!
楽器のコンディションは、全体的にはキズも少なく、かなりの美品コンディションですが、トップのセンター・シーム部に再接着修理跡があります。トップのブリッジ下のセンター・シーム部が剥がれ再接着されているのですが、、ブリッジから下4cmくらいは確実に再接着と思われますが、その下~エンド部まではちょっと判りません。黒っぽい筋に見えるので、再接着されているようにも見えますが、ひょっとしたらカラーの関係で最初から黒っぽい筋に見えているだけかも知れません。裏からは補強のクリートは打たれていませんが、がっちりと接着され、表面上の段差等もありませんので、今後お使い頂くのに何ら不安はありません。その他には小さな打痕や擦り傷等散見出来ますが、約30年間使われて来た楽器として見れば、取り立てて気になるようなキズは無いかと思います。6弦側サイドの肩部にポツポツとした打痕が数個あり、塗膜が白くなってやや目立つかな~?くらいです。トップの6弦側指板脇にはピッキングで塗装が少し荒れている箇所もありますが、こちらはラッカー・フィニッシュならではの貫禄で、むしろカッコいいかと思います。
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.1mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットは意外な程減りが無く、一番減っている箇所でもオリジナルの9割以上の高さが残っています。
カラーがサンバーストなのでCJ-52とは見た目の印象はだいぶ違いますが、、目を瞑って演奏すればCJ-52気分が味わえる逸品です(笑)!
ケースもカスタム・モデル用のヤマハ・カスタム・ハード・ケースが付属します。
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