Fender(フェンダー)社から1961年に発売された『Bass VI(ベースシックス)』は、30インチスケールにギターの1オクターブ下の基本チューニングで、バリトンギター的なアプローチとなっております。メイプルネック、ローズウッド指板、Jazzmaster(ジャズマスター)/Jaguar(ジャガー)と同じタイプのフローティングトレモロという基本仕様となります。発売当初はストラトキャスターに似たタイプのピックアップが搭載、各ピックアップのオン/オフスイッチが計3つという仕様でしたが、1963年頃ジャガータイプのピックアップに仕様変更に伴い、通称「Strangle Switch(ストラングルスイッチ)」と呼ばれるトーンスイッチが追加されました。
世界的なレジェンドバンドの使用楽器のなかでも異彩を放つモデルですね。比較的有名曲で使用する映像が残っていますので、ファンの方にはおなじみのモデルでしょう。バランスのよい洗練されたルックスにより、ジャンルを問わず幅広いシーンで活躍するモデルです。実際ステージの姿を一瞬見ると、ベースに見えないルックスもインパクトがあります。
今回入荷は1962年頃出荷の、スラブ貼りローズウッド指板に初期仕様ピックアップの貴重な1本です。
【ボディ】
全体重量は約4.15kg。ボディ材はアルダー。オールラッカーフィニッシュの3トーンサンバーストカラーは赤の部分が褪色し渋さを増しています。全体的にウェザーチェック、塗装面のくすみ、塗装剥げを伴う打痕、ボディバックのベルトバックルによる塗装剥げ、金属パーツのくすみ等使用感がみられ、ヴィンテージ楽器らしい素晴らしい雰囲気です。コントロールパネル止めねじがひとつ交換されています。
【ネック】
ネック材はメイプル。フィンガーボード材はスラブ貼り(平貼り)の素晴らしいローズウッド。ヘッドトップの程よい色焼けがヴィンテージらしい素敵な佇まいです。ネック裏の使用によるサラッとした手触り、金属パーツのくすみ等はみられますが、きれいなコンディションをキープしております。チューナーはクルーソンデラックスのベースVIバージョン、巻き具合の固さに少々バラつきはみられますがしっかりと機能します。ナットは交換済み、フレットはエンド付近に減りはあるものの、極端な音詰まり等はみられずプレイアビリティは良好です。ヘッド厚13.4mm。ナット幅39.6mm。細い幅ながらも厚みが感じられるネックシェイプが特徴です。
【電装系】
コントロールは、【ピックアップON-OFFスライドスイッチ/マスターボリューム/マスタートーン】となります。ピックアップは当時のベースVI用フラットポールピースをしっかりとキープ。ボリュームPOTは交換済みとなります。
基本チューニングはギターの1オクターブダウンですのでベースと同様となりますが、30インチスケールならではの程よいテンション感と、初期フラットポールピースピックアップによる輪郭の明瞭なサウンドが魅力です。低音域はタイトで引き締まりつつも、きらびやかな倍音成分を豊かに含み、コードワークや単音フレーズでも音の分離が良好です。3基のピックアップを組み合わせることで、太くあたたかみのあるボトムから歯切れのよいサウンドまで幅広く、サーフミュージックやブリティッシュサウンドを思わせる独特の存在感をお楽しみいただけます。オーソドックスなエレキベースともバリトンギターとも異なるこのモデルならではの個性的なサウンドで、アイデア次第でさまざまなアプローチを楽しめるでしょう。
※弦はBass VI専用をお選びください。
付属品:Fenderリプレイスメントハードケース
Weight:4.15kg
Body Material:Alder 2 piece
Neck Material/Scale Length:Maple 1 piece/760.0mm(30inch)
Fingerboard/Fret Marker/Radius:Rosewood Flat laminate/Clay dot/184.15mm(7.25inch)
Nut Width/Fret Size:39.6mm(replaced)/2.2mm, 21 Fret
Neck Thickness(1F/7F/12F):20.5mm/23.7mm/25.3mm
Capacitor:Sprague Red Dime 50V
Pickup:Fender Singlecoil Flat polepiece for Bass VI/(6.3kΩ/6.3kΩ/5.5kΩ)
※ピックアップの直流抵抗値はコントロール部を通した計測となります
-------Heartman Vintage Guitarsは池部楽器店のヴィンテージ・ギター&ベースの専門店です-------
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