フルサイズのアーチトップをより扱い易く改良したGibson初のアーティストモデルとして1955年に発表された"Gibson Byrdland"
高級モデルである“L-5CES”のシン・ボディー(薄胴)&ショート・スケール・ヴァージョンと位置付けられております。
シリアルナンバーから判断して1957年製と思われます。
ウッドマテリアルはシン・ボディー・ラインナップの中では唯一となる、スプルース単板削り出しのトップ&美しいフィギュアが印象的な単板のメイプルサイド/バックというボディにベネチアン・カッタウェイを備えた仕様。
ネック周りはマルチバインディングが施されたメイプル/ウォルナットの積層ネック&エボニー指板の22インチ(約597mm)ショートスケールネックが特徴。
ペグには最高級フルアコのL-5、Byradland、Suoer400などに搭載されていた、オリジナルのシールファストペグが搭載されております。
ショートスケールならではのルーズなテンション感は演奏性&サウンド共に独特の感覚を生み出します。
ショート・スケール・ネックであると同時に、ナット幅(実測で約41.3mm)及びブリッジ部での弦間隔も狭く設定されている独特な仕様となっており、それに伴いナロー・ピッチという各ポールピースの間隔を狭めた専用のピックアップが搭載されております。
Gibson ソリッド・アーチトップ・ギターならではの厚みの有る単音のみならず、ハギレの良いコードワークとも相性は抜群。
フルサイズのアーチトップより抱えやすく、重すぎない腰の高いサウンドはJazzは勿論、R&B系やSoul系にもハマるであろうと思われる絶品のサウンドです。
下記の通り多数のパーツ交換及び改造箇所が見受けられます。
・仕上がりの雰囲気から古い段階での作業と思われますが、PUをAlnicoからハムバッカーにコンバートされており、
それに伴い木部のザグリ拡張並びに肉付け、周辺の塗装タッチアップ/オーバーラッカーが施されています。
・現在はナローピッチのステッカナンバードPAF(留めビスは+)×2発を搭載しており。いずれもカバーのハンダは外された跡のない状態と思われる為、リワウンドではないと判断しておりますが、リード線が非常に短い状態となっており、現在はリード線を継ぎ足し&収縮チューブで絶縁した状態で配線されています。
・エスカッションもPUと同等の年式のものと思われる物に交換されています。
・PU以外の電装系も全て近年製のパーツに交換されており、キャパシターはバンブルビーレプリカが搭載されています。
・ブリッジ部のT.O.MがリイシューのABR-1(GOLD)に交換されています。
・PU交換に伴いピックガードが交換されており、雰囲気から判断して恐らく60年代のByrdland用と思われますが比較確認ができる資料がない為詳細不明。
・過去に板バネアームがつけられていたと考えられる跡が有り、ボディトップ×2個所、ボディエンド部×4箇所のビス穴埋め跡あり
・リフレット(エッジバインディングキープ)に伴い指板バインディング交換、サイドポジション入れ直し、ナット交換
・指板バインディング部再塗装
・各部ノブ、各部ネジ、トラスロッドカバー交換(いずれも元パーツ欠品)
上記の通りプレイアビリティ・サウンド・ディティールに配慮したリペアやコンバートが多数見受けられますが、いずれも自然な風合いにリペアされており、今後も安心してこれからも永くお使いいただける一本となっております。
重量 : 約3.03kg
弊社オンラインストアではより多くの詳細な写真を掲載しております。こちらも併せてご覧ください。
http://www.rockin.co.jp/shop/archives/134589.html
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