1883年創業の「Gretsch(グレッチ)」社は、以後幅広いジャンルの楽器を供給していくなか、1950年代にはエレクトリックギターの開発も開始し、現在も魅力的なギターを送り出し続けています。
1958年にChet Atkins(チェット・アトキンス)シグネチャーシリーズとしてCountry Gentleman(カントリージェントルマン)とともに世に送り出された『6119 Tennessean(テネシアン)』。発売当初はオレンジカラーの1ピックアップ仕様でしたが、1960年代に入りシミュレーテッド(ダミー)fホールのダークチェリーカラー、2ピックアップ仕様にマイナーチェンジが行われます。こちらは1963年製、とてもキャッチーで世界的に人気の高いゴールデンエイジの1本となります。
【ボディ】
全体重量は約3.15kg。ボディ材はメイプルのホロー構造。ダークチェリーカラーは赤みの褪色が進み、現在は素敵な雰囲気のブラウンに仕上がっております。メイプル材のホローボディトップに配される、シミュレーテッドfホールは白い縁取りのある仕様。シルバーの「GRETSCH」ロゴ入りビグスビーB-6ユニットがとてもクールです。ジョイント強化用のボルトは1962年後半以降の位置取りでボディバック側にみられます。ウェザーチェック、経年によるボディバインディングの劣化、ピックアップリングの割れ部分、細かなキズ等の使用感、金属パーツのくすみ等がみられますが、比較的きれいなコンディションといえるでしょう。ストラップピンは交換済みです。
【ネック】
ネック材はメイプル。フィンガーボード材は素晴らしいローズウッド。ヘッドロゴは低い位置で、金属のプレートのない仕様です。ウェザーチェック、ネックバインディングおよびヒールチップの経年劣化、細かなキズ等使用感、金属パーツの使用感はみられますが、ボディ同様比較的きれいなコンディションといえるでしょう。チューナーはWaverly(ウェーバリー)社のオープンタイプ、2弦と4弦用のツマミに曲がりと、巻き具合の固さにバラつきはみられますが、しっかりと機能しています。フレットはいちど交換済みで、しっかりと高さもありプレイアビリティは良好です。ナット幅42.8mm。比較的しっかりとしたネックシェイプが特徴です。
【電装系】
チェット・アトキンスシリーズおなじみのコントロール【(向かって左から)ピックアップセレクタースイッチ/トーンスイッチ/マスターボリューム/各ピックアップボリューム/スタンバイスイッチ】となります。ピックアップはおなじみハイロートロンを2基搭載。コントロール系のパーツは当時のコンディションをしっかりとキープしております。
グレッチらしい低出力でオープンなトーンが特徴のハイロートロンは、メイプルのホローボディとの組み合わせにより、アタックが速く、空気感を含んだ軽やかな倍音を生み出します。1960年代初頭のロカビリー、カントリー、さらには「B」を代表とするブリティッシュサウンドにも通じる、芯がありながらも抜けの良いクリーンが魅力です。フロントはウォームで丸みのあるトーン、リアは乾いたスナッピーな響きが得られ、トーンスイッチによる独特のフィルタリングと相まって、当時の録音機材やアンプと非常に相性の良い当時の空気を感じさせるサウンドキャラクターを備えています。
付属品:Gretschデラックスハードケース
Weight:3.15kg
Body Material(Top/Side&Back):Maple 1 piece/Maple 1 piece w/1 ply Binding Hollow, 406.4mm(16inch)
Neck Material/Scale Length:Maple 2 piece/622mm(24-1/2inch)
Bridge/Tailpiece:Straight Bar Bridge wide, silver/Gretsch-Bigsby B-6, silver
Fingerboard/Fret Marker/Radius:Rosewood/Pearloid thumbprint/12inch(304.8mm)
Nut Width/Fret Size(Width):42.8mm/2.0mm(replaced)
Neck Thickness(1F/7F/10F):21.5mm/23.0mm/23.0mm
Pickup(Neck/Bridge):Gretsch HiLo 'Tron pickup(3.1kΩ/3.2kΩ)
※ピックアップの直流抵抗値はコントロール部を通しての計測となります
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