1980年代半ば、国内外で今なお高く評価されるフジゲン工場にて生産された「TL52-75」です。シリアルから1985〜1986年頃の製造と見受けられます。
こちらはロックの黄金期を支えた1952年製テレキャスターを忠実に再現した1本。ボディには力強い木目と優れた音響特性を持つアッシュを採用し、ネックには極上のレスポンスを生み出すメイプル1ピース構造を選択した、歴史的にも完成されたウッドマテリアルが特徴です。ネック裏は50年代モデルらしい肉厚で存在感のあるグリップ感に仕上げられており、コードワーク時の安定性は抜群。
また精悍なブラック・ピックガードとバタースコッチ系カラーのコントラストが渋い無骨なルックスは、まさにオールドスクールな佇まいであり、ジャパン・ヴィンテージならではの風格と職人技による造りの良さを肌で感じていただける仕上がりです。
サウンド面においては、これぞテレキャスターと言えるキレのあるエッジ感と、1ピースメイプルネックに由来する立ち上がりの速いアタックが最大の魅力。カッティングでは弾けるようなパーカッシブなトーンを響かせ、リア・ピックアップでのドライブサウンドでは、アンサンブルを切り裂くような鋭い抜けの良さを披露してくれます。
コンディションに関しまして、ネックは現在まっすぐな状態をキープしております。トラスロッドは締め方向に限界を迎えておりますが、現状ネック自体は非常に堅牢で安定したコンディションを保っています。フレット残量は全体的に6割程度ですが、目立つ部分的な凹みや音詰まり、チョーキング時の致命的な音切れなどは見られず、現状のままでも問題なくプレイヤーズコンディションとしてガシガシ弾き込んでいただけます。
外観としては、40年近く使い込まれてきた楽器特有のキズや打痕、塗装の経年変化、パーツ類のくすみが見られますが、本物のヴィンテージだけが持つリアルなラフさとしてお楽しみいただける風合いです。
特筆すべきは4.7kgという非常にヘビーなウェイト。テレキャスターとしてはかなり重量のある個体ですが、その質量があるからこそ、驚くほど太く長いサステインと、どれだけ深く歪ませてもボヤけない強靭な低音域を実現しています。このタイトで重厚なトーンは軽量な個体では決して得られない、本器だけの大きな強みと言えます。
ケース等の付属品はなく本体のみの販売となりますが、ロッドの状態も含め、初期フジゲン製ヴィンテージとしては大変魅力的なプライスに設定いたしました。お届けの際は、配送中の衝撃から大切な楽器を守るため、専用の梱包資材を用いて万全の体制で発送いたします。
市場でも年々希少価値が高まっている80年代のAシリアル期テレキャスター。この重厚なトーンをぜひ相棒に迎えてみてはいかがでしょうか。
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【状態】
型番 :TL52-75
製造年 :1985年~1986年
製造国 :日本製
シリアルNo:A029458
ネックコンディション:ストレート
トラスロッド:締め方向余裕無し
フレット残量:6割程度
重量 :4.7kg
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