POLYPHRASE は、1970年代の初期プロトデジタル・ディレイ(Lexicon Prime Time など)に着想を得たステレオ・ディレイ/ループデバイスです。高度な機能を備えながら操作はシンプルで、ダビーでリズミックなリピートから金属的な共鳴フランジまで幅広いサウンドを生み出します。最大22秒のループを生成できる点も特徴で、アヴァンギャルド、アンビエント、実験的な音楽表現に新しい可能性を提供します。
【フェーズループ】
Polyphrase には左右独立したディレイタイムスライダーが搭載されており、無限フィードバックループにロックすることができます。この状態では左右のディレイ信号が互いに重なり続け、常に変化し続けるオーディオループが生成されます。この仕組みにより、Steve Reich の代表作「Piano Phase」に見られるようなハーモニックな位相変化に近いサウンドを作り出すことが可能です。
【ディレイタイム】
TIME ノブは左右のフェーダーと連動し、最大ディレイタイムを9段階から選択できます。最短85msから始まり、設定を上げるごとに倍増して最大22秒まで拡張されます。ディレイセクションの切り替えはクロスフェード処理で行われます。これは、ピッチシフトによる不自然なアーティファクトを避けるための設計上の重要な配慮です。高いリピート設定では、新しく、思いがけない音楽フレーズを生み出すことも可能です。
【エコースタイル】
エコースタイルは3種類用意されており、それぞれにディレイのフィードバック経路に対する専用のルーティングが設定されています。
◯Dual Stereo
2つの独立したディレイが生成され、モノラルで重ねることも、左右チャンネルへ分けて出力することもできます。
◯Ping Pong
左右のディレイが互いにフィードバックし、左右チャンネル間を行き来するクラシックなステレオ・ピンポンディレイ(各リピートが左右に跳ね返る動きになります)を作り出します。モノラル使用時にはマルチタップディレイとして機能します。
◯Mono Delay
フィードバック信号が IN R / OUT R ジャックにルーティングされ、外部エフェクトをフィードバックループに挿入できます。
【トーン】
TONE コントロールはフィードバック経路に配置されたバイポーラEQです。12時位置では音色への影響はありません。時計回りに回すと低域をカットし、各リピートが徐々に明るくなります。反時計回りでは高域が減衰し、より暗いリピートになります。これにより、アナログBBDディレイに近い音色も得られます。
【モジュレーション】
ディレイ信号にはピッチモジュレーションを加えることができます。RATE と DEPTH コントロールによりサイン波モジュレーションによるコーラス/ビブラート効果を作ることができ、ランダム波形を使用すると、経年劣化したテープエコーのようなデチューン効果を得ることができます。
【MIDI】
Polyphrase には MIDI 入力も搭載されており、テンポ同期、フロントパネルパラメータのリモート制御、9個のユーザープリセットへのアクセスが可能です。
【主な特徴】
〇ディレイタイム:5ms〜22秒
〇2系統ディレイ(ステレオ動作/モノラル重ねに対応)
〇無限フィードバック
〇外部フィードバックパス
〇フィードバック経路内のトーンコントロール
〇サイン波/ランダム波形によるピッチモジュレーション
〇タップテンポ
〇MIDIテンポ同期
〇MIDIプログラムチェンジ(PC)で呼び出せる9つのユーザープリセット
〇MIDIコントロールチェンジ(CC)によるフロントパネル全パラメータのリモート制御
〇ゲイン設定:3種類(ラインレベル/楽器レベル/低出力楽器レベル)
〇ウォルナット無垢材の単一ブロック筐体(CNC加工/手作業による研磨・仕上げ)
【仕様】
〇外形寸法:141mm × 121mm × 45mm
〇1/4インチ モノラルジャック
〇入力インピーダンス:1MΩ
〇出力インピーダンス:1kΩ未満
〇消費電流:200mA
〇ソフトタッチ・フットスイッチ
〇バッファードバイパス
付属品:箱、英字マニュアル
※保証書につきましてはご購入時に発行される納品書が保証書となりますので、必ず保管いただき、不具合等発生時にご提示くださいませ。
※画像はサンプルです。
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