MAXON SD-9 Sonic Distortionはハイゲインの荒々しさが語られがちですが、ゲインをぐっと絞ったローゲイン領域でこそ、このペダルのもう一つの顔が現れます。歪みは薄くても音が痩せることなく、むしろ独特の“キラッ”とした倍音が乗って、どこか煌びやかな質感が立ち上がります。
完全なクリーンでも、一般的なオーバードライブでもない——わずかにエッジが立った半透明のような歪み。その中に、SD-9特有の中域の押し出しと高域のきらめきが同居していて、コードを鳴らしたときの分離感と立体感がとても印象的です。特にアルペジオやカッティングでは、音が前に出つつもギラつきすぎず、絶妙な“艶”が加わります。
ピッキングに対する反応も良く、軽く弾けばクリーン寄りに、強く当てればほんのり歪みが顔を出す。このダイナミクスの幅も、ローゲインで使う魅力のひとつです。
いわゆる「味付け系」の使い方ではありますが、単なるブースターとも違う、SD-9ならではのキャラクター。荒々しさだけじゃない、この繊細で煌びやかな一面に気づくと、手放せなくなるタイプのペダルです。
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