★H.Selmer Series 10 S/N V8*** [中古/USED]
1971年頃より生産が開始された『Series10(シリーズ10)』は、当時のプロフェッショナルモデルとして開発をされ、
より現代的な響きと、革新的な操作性を追求して、それまでの主力であるSeries9を基に一から設計を見直し製作されました。
管体素材には厳選された良質なグレナディラ材を採用、既存のモデルと比較しややタイトな内径のスモールボアを用いる事で、
明朗で立ち上がりの良いサウンドを実現すると共に、トーンホール下部にはやや強めのアンダーカットを施す事によって、
非常にフォーカスされたクリアな響きが得られております。
また、管体設計においてもバレル・管体の見直しが図られると共に、ベルプロポーションについても少々長めにとる事により、
全音域にてバランスの整ったイントネーション(音程)とレスポンスを実現しております。
クランポン主力モデルであるR13に比肩するモデルとして、生産開始より多くのプロユーザーに愛好されてきたシリーズであり、
その設計思想やサウンドライクは、後継機種である10S・10SⅡや派生モデルである10G等に生かされ、
30年以上に渡り10シリーズとして生産された、今日におけるセルマークラリネットの礎を構築したモデルとなります。
【仕様】
・調子:B♭
・キィシステム:ベーム・システム 17キー、6リング
・管体材質:グレナディラ材使用
・キィ材質:洋銀製/銀メッキ仕上げ
・指掛け仕様:固定式指掛け
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★中古状態・付属品
●シリアル #V8***/1971~1977年製造
各部コンディションとしましては、管体・キィに年代相応の使用感・擦り跡・小傷がありますが、、
全体的な状態としては、まずまず良好なプレイヤーコンディションだと言えます。
木部・管体内部については、割れ・欠け等のサウンドに影響する劣化・修理痕は御座いませんので、
これからでも鳴らし込んでゆく余白を十分に残している状態となります。
また、キィ状態についても大きな劣化や摩耗によるポストのガタつきも見受けられませんので、
操作性やキィアクションも良好な状態となります。
全タンポ交換(フィッシュスキン)・全軟物交換・全体調整も完了しておりますので、
製造年代から考えてもグッドコンディションな中古個体となります。
※素材・仕上げの特性上、実際の表層状態/キズが写真に写り込み難い商品となります。
ご希望の方には明度・光量を落とした写真をお送り致しますので、お気軽にお申し付け下さい。
●付属品:純正ハードケース
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《スタッフコメント》
昔クラリネットを吹いていた方には懐かしい、1970年代製のセルマー『Series10』良好中古が入荷しました!
Series10については、セルマークラリネットの転換期とされる時期に生産されたモデルであり、
センタードトーンにて確立したサウンドを、より現代に向けたサウンドとして洗練するべく設計を見直し、
タイトな管体設計やスモールボアの採用など、当時よりクランポンR13をとっても意識している事が伺えます。
個体を吹いてみた印象としては、Series10ならではの軽快でややシャープなサウンドライクを持ちながら、
セルマーらしい太く豊かな響きもしっかりと併せ持っている、とても魅力的な音色が特徴です。
現代のパワフルさ・骨太さは御座いませんが、低音から高音までバランスよく鳴ってくれます。
キィワークやポストについても、現代と比較しやや細身でタイトな作りとなっておりますが、
全体的にコンパクトなレイアウトとなりますので、小さな手の方でも扱いやすい印象を受けます。
また、古い年代の楽器によく見受けられるキィのガタつきや歪みなども、ほとんど見受けられませんので、
学生さんの初めての一本や久しぶりに再開する方にも、とても鳴らしやすく扱いやすい個体となりますので、
お手頃な木製管体モデルをお探しの方に、是非ともおススメしたいグッドコンディションな一本です。
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★H.Selmer(アンリ・セルマー)
H.Selmer社は、1885年にクラリネット奏者アンリ・セルマーがパリに創業したフランスの老舗管楽器メーカーであり、
当初はマウスピース・リードのアクセサリー製造を行っておりましたが、1898頃より楽器本体の製造にも着手する事になります。
同じくクラリネット奏者である弟のアレクサンドル・セルマーと協力し、まず初めにクラリネットの製造よりスタートしており、
その優れた品質のクラリネットは、1904年でアメリカで行われたセントルイス万国博覧会で金賞を受賞する事によって、
楽器製作におけるセルマー社の名声を確立すると共に、世界的な賞賛を浴びる事となります。
1920年代以降はサックスで著名になる一方、1935年からは今日の基準であるベーム式クラリネットの製造を開始、
世界活国の奏者との協力関係を築き上げてゆく事で、E♭管からコントラバスまで全モデルを展開する事となり、
1954年には後のクラリネットに大きな影響を与える名器『センタードトーン』を発表し、その地位を揺るぎないものとします。
以後、Serie9・Serie10・10S等の各世代においてプロフェッショナルな製品を数多く生み出し行く傍ら、
ギー・ダンカンやアレッサンドロ・カルボナーレ、フィリップ・ベロー等の各時代を代表する奏者をモニターとして迎え、
プレイヤーとの対話を重ねることにより、常に時代の最先端を見据えたモデルの開発を心掛けております。
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