モデル初年度となる1963年製 Firebird IIIが入荷致しました。
当時、ソリッド・ボディはSGのみだったところ、1963年後半に満を持して発表された新たなソリッド・ボディのエレクトリック・ギター「Firebird」。
その特徴的なルックスは1920年代半ばより活動していたカーデザイナーの「Raymond H. Dietrich(レイモンド・H・ディートリッヒ)」によってデザインされたというのは有名な話ですが、実は1960年に既に引退していたディートリッヒに対して、当時のGibsonの社長テッド・マッカーティが直々にデザインを依頼したようです。
完成したFirebirdはオフセットのボディ・シェイプで、Gibsonとしては初となるスルーネックを採用。
美しいヘッドストックのデザインやバンジョー・ペグの採用、オリジナルのミニハムバッカーを搭載するなど、それまでのモデルに比べ、かなり手の込んだ仕様となっており、SGに引き続きGibsonの意気込みが伝わってきます。
テッド・マッカーティは過去のインタビューでレオ・フェンダーについて「彼(レオ・フェンダー)は、ギブソンは古い、新しいアイディアがないと批判していたようで、そういうことはもちろん私の耳に入る。」と発言をしておりますが、Firebirdはボディ・シェイプや他のGibson製品とは異なるトレブリーなサウンドから、1958年に発表されたJazzmasterやその後のJaguarなどFenderへの意識が強く窺えます。
初年度の中でも、初期に製作された個体となり、後に変更となったマホガニー&ウォルナットの9プライ・ネックではなく、2ピース・マホガニー・ネック仕様。
また、ピックガード上のバード・ロゴがない通称「No Bird」仕様、トグル・スイッチ・プレートを搭載している点も特徴です。
1963年のFirebird(I、III、V、VII)の総出荷数は434本、その内IIIは272本。
Firebirdの中では最も多い数ですが、今回入荷した個体はその中でも初期仕様ということもあり非常に希少な一本です。
ピックアップはオリジナルのパテント・ナンバード・ミニハムバッカーを搭載。
ポットやキャパシタ、ジャックや配線もオリジナルですが、トグルスイッチのキャビティ内にアース処理が追加されております。
トラスロッド・カバーはGibsonロゴ含め綺麗な状態で、ペグやブリッジなどの金属パーツとノブなどのパーツもオリジナルをキープしています。
ヴィンテージのリバース・ファイヤーバードで起こりがちなピックガードの割れが本機にもございますが、欠片はハードケース内のポケットに付属いたします。
ナット&フレットはオリジナルで、現状でプレイ・コンディションも良好。
8〜9フレットの6弦側ネック・バインディングに割れが見受けられますが、演奏上は特に気にならないレベルです。
ウェザーチェックや小傷など、ヴィンテージらしい味のあるルックスですが、塗装面の補修なども見られず、年式を考慮するとクリーンなコンディションの個体です。
オリジナルのライトニングバー・ブリッジは3弦が巻弦の時代の仕様で駒が高い位置にありますので、現代の仕様では別途リプレイスのライトニングバー・ブリッジでのご使用がおすすめです。
また、ショート・ヴァイブローラは使えなくなりますがバー・ブリッジに弦を張ってのご使用もおすすめでございます。
Fenderとの経緯もあったためか、ジャズ・ギタリストをターゲットに市場に投入されたFirebirdですが、クールなルックスとそのサウンドから、多くのロック・ギタリストに愛されてきました。
取り回しなどに慣れは必要ですが、その唯一無二のサウンドを初年度の希少個体でご体感くださいませ。
Serial Number:142531
Pot Date:1376XXX(Neck Tone)、137633X(Bridge Vol)、13763XX(Bridge Tone)、Neck Volは半田で読めず
Weight:3.55kg
with Original Hard Case
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