ロックンロール・ギターの歴史において、ブライアン・セッツァーという男の存在を語らずして、現代のグレッチは存在し得なかったと言っても過言ではありません。
80年代初頭、煌びやかなシンセポップやスタジアムロックが全盛だった音楽シーンに、突如としてリーゼントにラバーソール、そして巨大なオレンジ色のギターを抱えて現れたストレイ・キャッツ。
1950年代のロカビリーをルーツとしていますが、演奏のスピード、アティチュード、ファッションは「パンク」そのもの、単に50年代リバイバルとして排除されたのではなく、パンク/ニューウェーブの文脈で、新しい過激な音楽として認知されていきます。
グレッチ1本、ウッドベース、シンプルなドラムセットのみのバンド編成、空間を埋め尽くすリバーブやシンセサイザーは皆無。スカスカとも言えるほど隙間のある、生々しいサウンド。この引き算の美学は、当時の豪華なサウンドプロダクションに対するまさに強烈なアンチテーゼ。
前時代的な楽器というイメージも強かったグレッチを、汗と熱気が渦巻くロックの最前線へと再び引きずり出し、再び「ロックアイコン」としての地位を不動のものにした救世主がブライアン・セッツァー、
そして、彼が長きにわたるキャリアの中で愛し、数多の名演を残してきた相棒こそが、1959年製の6120でした。
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【G6120T-BSNV-SMK Brian Setzer Signature Nashville '59 "Smoke" 】
ブライアンの3代目の愛機、1959年後期に製造されたその個体は、鮮烈なオレンジ色が経年変化によって退色。
どこかスモーキーで渋みのある独特の風合いを醸し出すその唯一無二のルックスからブライアン自身によって愛着を込めて「Smoke」と名付けられました。
当モデルは、その実物の「Smoke」を細部まで徹底的にプロファイルし、色味の再現だけに留まらず、ヘッドの形状、ロゴの書体、ノブの配置に至るまで、本人の拘りを完璧にトレースした極上モデル!
セッツァーファンの方におすすめなのは勿論の事ですが、59仕様の緻密な再現モデルという点においても申し分ない最高の仕上がりですので全てのGretschファンに手にしていただきたい逸品です!!
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【サウンド特徴】
~クリーントーン~
ガラス細工のように繊細で、それでいて決して線が細くない、極上の透明感が広がります。
グレッチ特有の煌びやかさは健在ですが、耳に痛い高域の成分は一切ありません。
音の芯は太く、ブリッジミュートをして低音弦を弾いた際、通常のフィルタートロンであれば「カリッ」という成分が目立ちますが、このギターは「ボンッ」という、木材が呼吸するような深く太い響きを返してくれます。
まるでウッドベースのスラップ音のような、空気を含んだパーカッシブな低域。ギャロッピング奏法をした際にベースラインとメロディが鮮やかに分離して聴こえてきます。
コードを弾けば、一音一音が団子にならず、立体的で艶やかな倍音が空間を埋め尽くす極上トーン!
~ドライブサウンド~
歪ませた時、このギターは大きくその表情を変えます。
ホロウボディならではのエアー感を含んだ歪みは、決して音が潰れることがありません。激しくかき鳴らしても、その分離感は驚異的で、ジャキっとした鋭いアタック音の後に、太く粘りのあるサステインが追いかけてきます。 ロックンロールやロカビリーはもちろんですが、ブルースやパンク、ハードロックの文脈で鳴らしても、その存在感は圧倒的です。ラウドなバンドアンサンブルの中でも決して埋もれることなく、リードギターを弾けば、まるで喉を開いて歌い上げるかのような、突き抜けるトーンが得られます!
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【モデル特徴・仕様】
Vintage Select シリーズで発売されているG6120T-59VSは59年前半の厚みのあるディープボディ仕様(約6.98㎝)となっています。それに対してスモーキーは59年後期型のミディアムボディ(約6.3㎜)仕様となっています。数値上僅かな差に感じられますが実際に抱えた際の違いは歴然で非常に収まりのよく演奏性の高いボディ厚になっています。
セミグロスのラッカー塗装、メイプルボディ、メイプルネック、エボニー指版という仕様。ボディサイドとネックにはフレイムメイプルが使用されており高級感あるルックスとなっております。
ボディトップはG6120T-59VSの仕様と異なり、より本人の仕様に近い拘りを見せております。
・マスターボリュームの位置が、通常よりも外側に配置。
・ピックアップセレクター、トーンセレクターの位置が通常よりも外側に配置。
・各ボリュームの間隔が通常よりも狭い位置に配置。
・fホールはやや細めな形状に。
・0フレットを排した、デルリン製のナット仕様です。
・通常よりもやや下に配置されたヘッドロゴはやや角ばりよりビンテージライクなルックスに。
~ピックアップ~
最初期のフィルタートロンを再現したTV Jones Ray Butts Ful-Fidelityを搭載。
出力は低めなクラシカルなサウンド、グレッチ特有の煌びやかさを残しつつレンジが広くなった印象。TV Jonesはややトレブリーな印象がありますが、こちらのピックアップは煌びやかさの中にもしっかりと芯のある太いトーンも兼ね備えており、ミュートして弾いた時も弦が「ボンッ」と太く鳴るので正にグレッチサウンドの集大成と言って良い程のビンテージサウンドをお楽しみ頂けます。
【Spec】
Body Finish:Semi-Gloss Lacquer
Body Shape:Nashville / G6120
Body Material:Laminated Maple
Bracing:1959 Trestle Bracing
Body Binding:Aged White with B/W Purfling
Body Depth:2.5" (63.5 mm)
Neck Material:Maple
Neck Finish:Semi-Gloss Lacquer
Neck Shape:Vintage "V"
Neck Binding:Aged White
Fingerboard Radius:9.5"-12" Compound Radius (241 mm-305 mm)
Fingerboard Material:Ebony
Number of Frets:22
Fret Size:Medium Jumbo
Nut Width:1.685" (42.8 mm)
Position Inlays:Pearloid Neo-Classic Thumbnail
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