スタイル15の歴史は古く、1935年から製造されていました。1944年には一度製造中止となりましたが1948年には復活、1963年にも製造中止となりその後復活するのは1997年からと長い年月を経て復活しています。本器はスタイル15の伝統を受け継ぎ現代的な仕様を織り交ぜて製作されるオール単板マホガニーボディ"15"シリーズ、OOOサイズの"OOO-15M"。2019年製USED品です。マホガニーボディ、マホガニーネック、インディアンローズウッド指板&ブリッジ、ショートパターンダイアモンド&スクエア指板インレイ、グローバーオープンバックペグ、べっ甲柄ピックガード、ノンスキャロップドXブレイシング。オールドマーチンを彷彿とさせる風格あるルックス、ボディの縁取りをはじめ極力装飾を省いたシンプルなデザインと茶系の暖かみある色味が魅力的です。OOOサイズはDに比べ密度感のある中域、立ち上がりの速さ、そしてバランスの整ったサウンドが魅力のサイズです。レンジ感こそ大きいサイズのギターに譲りますが、中域の密度や押し出し感は小ぶりなサイズのギターにしかないメリットです。音色もバランス感も整っている為細やかなフレーズにも追従しやすく、その運指をサポートする薄めのグリップにナット幅。現在ではレギュラーモデルのほとんどが44.5mmナット幅ですが、このモデルは42.9mmと握り込みやすい幅です。OOサイズながらロングスケールを持ち、やや張りのあるサウンドを獲得しています。ダウンチューニングでもテンションを稼げるためソロギター等でも活躍してくれそうな仕様。出音自体は開放的で明るくスッキリとした音色。スプルーストップに比べ広がりのあるサウンドで、雑味のない快活なトーンです。サテン塗装の影響か低音成分が出すぎない乾いた音色、見た目にそぐわない心地の良いサウンドを響かせてくれます。ストロークではドライで元気なサウンドを、フィンガーでは落ち着いたトーンで繊細な音を奏でられます。サテン塗装特有のツヤがネック上部に少しだけ出ているものの全体を通して見ると非常に綺麗なコンディションが保たれている本器。このルックスは家に飾るとしても家具や部屋に馴染んでくれそうです。弾いて良し眺めて良し、飾って良しの３本揃ったギター。USA製マーチンとしては魅力的なお値段に確かな造りとサウンドで、これから初められる方の1本や気軽に扱えるサブギターとしてもオススメです。Martin製ハードケースが付属します。
Condition:EX+++
Top:Solid Mahogany
Side:Solid Mahogany
Back:Solid Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:East Indian Rosewood
Bridge:East Indian Rosewood
Fingerboard Inlay:Diamond & Square (Short Pattern)
Machine Heads:Ping Nickel Open Gear
Rosette:White&Black
Binding:none
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:42.9mm
Scale:645.2mm
Case:Hard Case
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