マーチン、ギブソンと並びアメリカの三大アコースティック・ギター・メーカーとして名高いギルド。テイラー・ギターなどの台頭により、最近ではすっかり影の薄いメーカーになってしまった感がありますが、50年代~80年代のミュージック・シーンを支えた伝統のギター・メーカーです。今回入荷は2013年製のF-50。90年代のフェンダー社買収以来、フェンダー・コロナ工場、オベーション工場、タコマ工場と生産拠点を転々としていたギルドが、ニューハートフォードに自社工場を建設し、生産をしていた頃の1本です。ギルドの最上位機種D-55と並び、ギルドのフラッグシップ・モデルとして人気の機種です!
ソリッド・スプルースTOP、ソリッド・メイプルSIDE、ラミネイト・メイプル・アーチBACK、マホガニー/ウォルナット3ピースNECK、エボニー指板&ブリッジ、スキャロップ・ブレーシング、実測43.8mmナット、650mmスケールの17インチ・ジャンボ・ボディー。ギルドらしいアーチ・バック構造でサウンド・ボリュームが確保されています。
そのサウンドはメイプル・ボディーらしいエッジの立った煌びやかなサウンドながら、ギルドらしい芯の太いサウンドで、パンチの効いたラウドなサウンド!バック合板とは言え、ラウンド・バックにする事によって音の弾力性とサスティーン、音の塊感もしっかり出ていますので、フラット・ピックのみならず、ソロやフィンガーでも充分に使えるサウンドになっています。SIDE&BACKがメイプルなので、まだ音がこなれ切ってない感はありますが、フラットピックで掻き鳴らしてもバウンと弾むような低音にメイプルならではのクリスピーさが加味されたサウンドを響かせます。フィンガーで爪弾いてもツルンと艶のある、音の分離も良いサウンドを奏でますので、あらゆるジャンルやプレイ・スタイルでギルドらしいメイプル・サウンドをお楽しみ頂けます。また、こちらの個体には後付けでL.R.BaggsのAnthem PUが搭載されていますので、ライブやレコーディングにも即対応可能です!
楽器のコンディションは、残念ながらボディー・トップにクラック修理跡があります。トップの5弦ブリッジ下からエンド部までクラックが入り接着修理されています。しばらく放置された後に修理されたようで、修理跡は少し目立ちますが、しっかり接着され、裏からは補強のクリートも打たれていますので、今後お使い頂くには不安はありません。また、1弦側の指板脇からサウンドホールに掛けて数センチクラックが入り接着修理されています。こちらは表面上はほとんど判らないくらいに綺麗に修理されています。その他にもトップには小キズが散見出来ますが、トータルで判断すればキズの類は少なめかと思います。ヘッドやネックのセルバインディングの上のトップコートに所々チップしている箇所もありますが、こちらはそんなに気にするような箇所でも無いかと思います。
ネック・コンディションは良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.2mm、1弦側2.0mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットを中心に少し減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの8~9割程度の高さが残っています。
メイプル・ボディーなので、そこそこの重量がありますが、、この重さならではのパンチの効いたサウンドが魅力です!
オリジナル・ハード・ケース付き
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