1890年代~1940年代初頭に掛けて活躍したカール&オーガスト・ラーソン・ブラザース。彼らが作り出す楽器に彼らの名前が冠せられる事は無かったので、ラーソン???ってなるかと思いますが(笑)、マウラーやプレイリー・ステート、ユーフォノンなど数々のブランドのOEM生産をしていた伝説のギター・ビルダー兄弟です。独自の理論とアイディアで独創的なギターを作り出したラーソン・ブラザースは伝説として語り継がれてきました。そんなラーソン・ブラザースのギターを現代に蘇らせるべくして誕生したのが今回入荷のLARSON BROSです。2006年にドイツの工業デザイナーであるトニ・ゲッツとフォルヒがタッグを組み、フォルヒで作られていたのがこのラーソン・ブロスです。日本には2009年~2010年頃にさかんに輸入されましたが、あっという間に姿を消してしまった、稀少なブランドです。今回入荷はドレッドノート・スタイルのStetson Style 2 ES。エイジド加工されたトップ材やラミネイト・ブレーシングなど、ラーソンのギターを100年の時を経て蘇らせようとした傑作です!
アーティフィシャル・エイジド・ヨーロピアン・スプルースTOP、インディアン・ローズウッドSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、ラミネイト・スキャロップ・ブレーシング、実測43mmナット、650mmスケールのドレッドノート・ボディー。ラーソン・フラワー・インレイやレクタンギュラー・ブリッジ、スプルースの間にローズウッドを挟み込む独特な3層構造のブレーシングなど、オリジナルのラーゾンを出来うる限り忠実に再現したモデルです!
サウンドはパンチの効いたパワフル・サウンド!サスティーンはやや短めに感じますが、エッジ感がありブライトでパワフルなサウンドを響かせます。LARSON BROSのギターはFurchで作られていたはずですが、ブレーシング構造の違いなどから、フォルヒのDサイズよりも野太いサウンドのように感じます。フラットピックで掻き鳴らせば、レスポンスが良く力強く咆哮するパワフル・サウンドが得られますし、フィンガーで爪弾いても適度な倍音とサスティーンを伴った粒立ちの良いサウンドが得られますので、あらゆるジャンルやプレイ・スタイルで、他のメーカーとはまた一味違うサウンドをお楽しみ頂ける事と思います!
楽器のコンディションはほとんど使用感の無い新品同様の極上コンディションです!遠目にも目立つようなキズは皆無で、ぱっと見には新品と言われても違和感の無い美しい状態を維持しています。光にかざして子細に眺め回していくと、ボディー・バックにうっすらとしたスレらしきものが見えなくも無い、、程度に見つかりますが、中古品として見てこれらが気になるという方も居ないでしょう。
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.6mm、1弦側1.8mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ充分な余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットに僅かに減りが見られますが、ほぼほぼ10割の高さが残っています。
日本での発売期間はかなり短かったと記憶していますので、LARSON BROSを探していた方にはまたとないチャンスかと思います!
オリジナル・ハード・ケース付き
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