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歴史の長いスタイル18、OOサイズのOO-18。そのナイロン弦モデルも存在しており、本器の”OO-18G”、後年はOO-18Cという型番で販売がされていました。本器は1949年製の個体。スプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、ハカランダ指板&ブリッジ、ハカランダ化粧板、スキャロップドファンブレイシング。ナットには象牙材を使用したモノを装着されています。マーチンは元よりクラシック/ガットギターを製造していた歴史を持つブランド。本モデルは1936年より発売が開始され、1962年まで製造されていました。ユニークな点として、ボディシェイプは鉄弦モデルと変わりないもののジョイントは12Fという点。内部構造はナイロン弦モデル伝統のファンブレイシングを採用、その上でブレイシングにはスキャロップが施されておりマーチンらしいアレンジも施されています。装飾や材においてはStyle18の構成に沿ってチョイスされており、まさしくOO-18のナイロン弦版と言える仕様で販売されていました。ネック形状は40年代のやや丸みを帯びたVシェイプ。そしてクラシック/ガットの中でも輪郭感のある明るい音色。鉄弦モデルにも通じるクリアなサウンドを持ちつつも、箱全体で響く感覚を覚えます。フラメンコギターにも似た乾いたサウンド、しかし奥行き感と深みがありサスティーンも長いあたりにクラシックギターらしさを感じられるでしょう。ナイロン弦らしい柔らかさのあるトーン、鉄弦からの持ち替えでも扱い易そうなサウンドを持つ1本です。ペグはリプレイスされており、過去ついていたペグの穴あけがヘッド付け根付近に見えます。ボディサイドのエンド箇所に過去木部が内側へ入るように割れてしまったような跡が見られますが、元の位置に戻るように直されています。ボディサイドの6弦側ショルダー箇所にも塗装が剥げたのか凹み跡が見られますが、両者ともタッチアップ補修がされています。手触り上は若干の段差を感じますが丁寧に補修がされており使用上問題ありません。ブリッジ前面に木部が若干チップした跡、ボディ6弦側のショルダーとボトム箇所端に木部クラックが入った跡が見られますが、しっかりと直されネックとボディ全体にオーバーラッカーが施されているためパッと見の違和感は比較的少ない状態。全体的にもピッキングウェアが見られ、長年しっかりと使用されてきたであろう個体である事が窺えます。そんな中でもネックの反りやトップの膨らみなどはほぼ見られず、演奏性に関わる箇所は良いコンディション。サドルの残りも若干の調整幅を残しており、現状演奏しやすいプレイヤーズコンディションの1本です。意外と出物の少ないナイロン弦マーチン。使用感は強いモノの、その分手入れされ長く使われてきた個体です。王道クラシックとはまた異なる響き、クロスオーバーにも近しい音色傾向を持つヴィンテージの1本。是非お試し下さいませ。
汎用セミハードケースが付属します。
Condition:EX
Top:Solid Spruce
Side:Solid Mahogany
Back:Solid Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda
Machine Head:Slotted/Chrome
Fingerboard Inlay:none
Rosette:Black&White
Binding:Black
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:50mm
Scale:645mm
Case:Semi Hard Case
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