1983年製、最初期のSB-2です。1982年に登場したG&L 初のエントリー・ラインのモデルで、ピックアップがひとつの SB-1 と、ふたつの SB-2 の2モデルありました。プロ用の上位モデル、L-1000 やL-2000 と比べて、コンターの無いボディや潰しの色のみの設定、メイプルネックのみ、シンプルなエレクトロニクス、といった特徴があります。
1982年~1984年までのたった2年間の製造ででしかないので、大変希少なのですが、当時は日本に輸入もされていなかったので、国内で見かけることは殆ど無い機種でしょう。
楽器はエコノミー仕様というコンセプトではありますが、流石レオ・フェンダー、非常に完成度が高く、汎用性に優れたベースに仕上がっています。ヴォリュームとトーンのシンプルなパッシブ・サーキット+ピックアップ・セレクター・スイッチといった構成ですが、2V1T のジャズべと比べても可変抵抗がひとつ減ることによる高域の伸びと音抜けの良さを得られています。MFD のシングルコイルPU は、磁束のコントロールが巧みで、サスティンに優れ、音量もあります。もちろんセンターでハムキャンセルされる逆巻き逆磁極仕様になっています。
ボディ材は G&Lでは何故か廉価モデルに採用されがちなメイプル製で、3ピース仕様、ボディが多少小ぶりなので、重量もあまり気になりません。
全体にすごく出来の良い楽器で、ジャズベの良さをアップデートした新しいベースといった趣があります。
年式と傷の目立つ黒というフィニッシュを考慮しますと、結構な美品です。ストレスのない演奏性を得られるセットアップが可能でした。残念ながらトラスロッドの余裕は殆どありませんので、ネック管理に注意は必要ですが、現状のコンディションで不満が出ることはまずないと思われます。
汎用ハードケース付属。
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