G6119T-62 Vintage Select Edition '62 Tennessean入荷！ リバプールが奏でた静かなる詩情と90s日本の無垢なる激情と衝動。相反するサウンドを1本で操る、時代もジャンルを越境する「真紅の傑作」です！
テネシアンといえば、世界的にはビートルズのジョージ・ハリスン、ここ日本では浅井健一（Blankey Jet City）の愛機として有名なモデル。
英国紳士の気品と少しの憂いを帯びたメロディを紡いだ伝説的なスターと、狂気と純粋さが入り混じった初期衝動を爆発させた日本のオルタナティブ・ロックのカリスマという
時代もジャンルもスタイルも全く異なる二人が、同じクセのあるギターを愛機としている事実は音楽ファンとしてロマンを感じずにはいられません。
ところで音楽の歴史において、これほどまでに対極にある二人のアイコンに愛され、そして全く異なる情景を描き出したギターが他にあるでしょうか。時代も、ジャンルも、プレイスタイルも全く異なる二人。しかし彼らが選んだのは、同じGretsch Tennesseanでした。
テネシアンは、決して優等生なギターではありません。 レスポールのように、誰が弾いても太く甘いトーンが出るわけではないし、あるいはストラトキャスターのように器用にどんなジャンルもこなす万能さもないかもしれません。
テネシアンは弾き手に「お前は、何を鳴らしたいのか？」と問いかける、そういう類のギターです。
弾き手のタッチ、感情の揺らぎ、指先の迷いさえも、テネシアンは正直に音に変えます。
それはさながらプレイヤーの魂をそのまま増幅する、限りなく透明度の高いマイクのようです。
だからこそ、ジョージ・ハリスンがそのネックを握れば、そこには孤独な詩人の憂いが漂い、優しくも切ないウッディな響きが楽曲を包み込む。彼の爪弾く音には、雨上がりの石畳のような、胸の奥の静けさを映す静謐で美しい風景が浮かびます。
一方で、浅井健一がひとたびプラグインし、激情のままにかき鳴らせば、それは瞬時に狂気と純粋さを孕んだ凶器へと貌を変えます。鋭利なナイフのようにアンサンブルを突き抜け、聴く者の胸に突き刺さる、ヒリヒリとした焦燥感。描き出されるのは、ガードレールに腰掛けて夜明けを待つような美しくも危険な青春の情景です。
同じギターでありながら、なぜこれほどまでに世界観が異なるのか。それはテネシアンが持つ「不完全さ」という余白がプレイヤーの個性を極限まで際立たせるからです。
弾き手の機微を余さず拾い上げる鋭敏なアタック、少し暴れるような箱鳴り、そしてどこか危うさを秘めたテンション感。そのすべてが、プレイヤーの人間味と共鳴します。
細やかなタッチで愛を囁くことも、爆発的な感情で叫ぶことも許された、唯一無二の真紅の傑作。音楽の歴史に名を残す二人のレジェンドが証明した「静と動」のコントラストこそがテネシアンの真骨頂です！
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
【サウンド特徴】
■クリーントーン
ボリュームを絞る、あるいは優しく爪弾いた時に現れるのはアコースティックな箱鳴りを含んだ枯れたトーン。 煌びやかすぎるクリーンではなく木材が呼吸しているような温かみと乾いた質感。コードを鳴らせば一音一音の分離感が心地よく各弦が共鳴し合い、立体的でアンサンブルに埋もれない静謐な響きが空間を満たします。
■ドライブサウンド
アンプのゲインを上げ、強くピッキングした瞬間、サウンドは凶暴なものへと変貌します。 噛み付くような鋭利なドライブ 。太く甘い歪みというよりはエッジの立ったジャリッとした質感。ピッキングの強弱に呼応する広大なダイナミクスがアンサンブルを切り裂くナイフのような鋭さを見せます。深く歪ませてもコード感が潰れることがなく、無骨で荒々しいロックンロール・サウンドが、衝動をそのまま音圧に変えてアウトプットします。
■表現力の高さ
特筆すべきは、そのダイナミクスレンジの広さと、ピッキングに対する反応速度です。 たとえアンプを深く歪ませていたとしても、ピッキングのタッチを弱めるだけで、サウンドは瞬時に透き通ったクリーンへと変化します。 ただ右手のタッチを変えるだけで、轟音のノイズの中から美しいアルペジオを紡ぎ出すことが可能。 「静と動」を行き来する劇的な展開も、プレイヤーの指先一つで意のままにコントロールできます。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
【仕様】
～ボディ～
16インチ幅×レスポールと近しい2 2/3インチ厚。ボディ内部はトップ裏面縦方向に2本平行にブレーシングを配したパラレルトーンバーブレーシングを採用。トップ～バックを橋脚のように結ぶトレッスルブレーシング×薄胴では箱鳴りが損なわれますが、パラレルトーンバーは、薄いボディでも大きなフルアコと同様の素晴らしい箱鳴りを生み出します。
～ネック～
握りやすいUシェイプのメイプルネック、サムネイルインレイを施したローズウッド指板仕様。0フレットは仕様で開放・押弦時で同様の響きを得られバランスのいいサウンドを生み出します。
～パーツ・電気系統～
■パーツ
太く甘いサウンドが特徴のロッキングバーブリッジ、ブリッジベースはローズウッドを採用。ブリッジベースはズレ防止のピンブリッジ仕様。ノブはGアローノブを搭載。
■ピックアップ
TV.Jones製のハイロートロンを搭載。ハムバッカーのフィルタートロンのポールピース片側1列を抜くことでサウンドはシングルコイル、しかし二つのコイルを有している為、ハムキャンセリングの効果は残しておりノイズ量が少ないのも特徴。
■コントロール
P.Uセレクター＆Toセレクター仕様。Toセレクターはリア・ポジションではベースを強調し、センター・ポジションではニュートラル、フロントポジションではハイ・フリケンシーを若干抑えます。(一般的なToノブですとセンターがトーン10、リアポジションが5、フロントポジションが0のようなイメージ）
ノブはマスターVo、ビグスビーのサイドに配された2ノブはPUごとのVoコントロール、その傍のスイッチはOn-Off-Onのスタンバイスイッチになります。
Body：Laminated Maple
Neck：Maple, Standard “U”
Fingerboard,R：Rosewood, 305 mm
Frets：22, Vintage Small
Nut：Bone, 42.86 mm
Tuning Machines：Grover V98 Sta-Tite Open-Back
Scale Length：625 mm
Bridge：Rocking Bar
Pickups：TV Jones TV-HT
Hardware Finish： Nickel
Strings：Nickel Plated Steel (.011-.049 Gauges)
Case：Deluxe Hardshell Case
为了获得更好的访问体验
请点击右上角按钮
选择“在浏览器中打开”
