テールピース&ピックガードもオリジナルの状態をキープした貴重な1920年製 L-3です。
1902年に発表され、フラットトップ・アコースティックに移行した1933年に生産終了となった上位モデルのL-3。
こちらは仕様とシリアルから1920年製と見られる一本。
なんと、オリジナルのピン付きトラピーズ・テールピース及びブリッジ、さらに貴重なピックガードもオリジナルの状態をキープ!!チューナーは交換されていますが、非常にオリジナル度の高い一本となっております。
スプルースのアーチトップにメイプル・サイドバック、13 1/2インチ幅のボディーは、Gibsonの原点がマンドリンメーカーであった事を思い起こさせてくれます。
ネックは、約618mmのショートスケール、約47mm幅ナットにVシェイプのファットなマホガニーとエボニー指板の組み合わせ。ヘッドにはThe Gibsonのロゴにフラワーのアヴァロン・インレイ。サウンドホールには美しいヘリンボーン柄のロゼッタが配されています。
なんと言っても注目は、貴重なセルロイド製のPG、マウントバー、テールピースが残っているという事でしょう。
ピックガード 、ピックガードの留め具、テールピースにはそれぞれ、PATENTED ナンバーが入っています。
特徴的な形状のエボニーブリッジもオリジナル。
チューナーは後年の３連に交換されておりスムーズなチューニングが可能。
カラーはダークブラウンが美しいバーストのトップに、バックはマホガニーブラウン。
全体に経年や傷はあるものの、大きな修理跡やトップ落ちも無く、ネックの状態も良好。
サウンドホール内のホワイトラベル、シリアルナンバーも健在。
フレットが細く低い為、現代のギターに求める演奏性は難しいですが、100年以上前に作られた楽器が問題なく演奏可能な点は驚きと言えるでしょう。
ショートスケールのアーチトップならではの、甘く程良くパンチのあるトーン。
芸術的な造形美にフレンドリーなサイズ感も持ち合わせた逸品。
当時のGibsonが持っていたクラフトマンシップを証明する、歴史的な遺産。
貴重な一本をお見逃しなく!!
重量:1.67kg
12-52 調整済み
オリジナルと見られるハードケース付属(取手に破損有り)
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