■ Kühnl & Hoyer(キューンル&ホイヤー)
1948年から続く、ドイツを代表する金管楽器ブランドです。
その歴史は第二次世界大戦の終結から始まります。
戦後のズデーテン地方からのドイツ民族追放運動後、
AdolfとJosef Kühnl(アドルフ/ジョセフ キューンル)は
Emil Hoyer(エミール ホイヤー)と共にマルクト・エアバッハ市で
会社を設立しました。
ライフル協会のクラブハウスを活動拠点として、
金管楽器に対しての見識と技術、
移住の際に辛うじて持ち込めた貴重な工具を駆使し、
金管楽器全般の修理とピストントランペットの製造を始めました。
創業後まもなく、
ドイツの通貨改革の追い風を受け、
各種製造設備の刷新と拡充を行い、製造能力を各段に向上させました。
1950年代末には、
戦後創業でありながら、十分な製造能力と高い技術を持つブランドとして、
欧米圏を中心に広く認知されていきます。
創業者の引退後も、
Kühnl、Hoyerの両家がブランドを担い、
安定した製造体制とマイスター精神を持って
高品質な楽器作りを続け、
今日では世界のトップレベル奏者から愛好家に至るまで多くの方に愛されるブランドとなりました。
■ BvL500
多彩なラインナップを高品質で手掛けるK&Hブランド。
JAZZプレイヤー層に向けたテナーモデルを開発するため、
ヨーロッパを代表するJAZZプレイヤー Bart van Lier(バートファンリール)氏を監修者として招きました。
K&Hブランドの洗練されたデザイン/熟練の技術と
バートファンリール氏の現代ヨーロピアンJAZZ-POPULARにおける演奏思想が
組み合わさりBart van Lier Signature Seriesが誕生しました。
BvL500モデルは、
快適な吹奏感と確実な演奏性、
軽やかながらヨーロピアンJAZZにマッチングする高級感のある響きを実現させ、
発表後、世界各国のプロ奏者から愛好家に至るまで幅広い支持を得ました。
その後、BvL500モデルの成功を経て、
各部に改良を施した後継機種BvL2/500モデルが発表されました。
新品市場では現行モデル、中古市場では旧来のモデル、
双方人気が絶えず、多くの方に支持されています。
■ 仕様
・調子:B♭
・シリーズ:Bart van Lier Signature Series
・ベル素材:イエローブラス
・アウタースライド素材:ニッケルシルバー
・ベルサイズ:195mm (7-1/2")
・ボアサイズ:12.7mm(細管)
・仕上:ラッカー
・製造国:ドイツ
・監修:バートファンリール氏
■ 付属品
・純正ハードケース
・(株)黒澤楽器店 保証書
■ 中古コンディション
表層各所に通常使用に伴う、
傷、ラッカー/メッキの変色/剥がれがありますが、
サウンド・演奏上の問題はありません。
管体内部についても、
使用に伴う状態変化/劣化がありますが、
サウンド・演奏上の問題はありません。
総合的に判断すると、
使用感がありながらも目立つ事故/修復歴のない、
プレイアブルコンディションと言えます。
今後の長期使用にも十分耐えうると言えます。
※各部の傷や使用感については写真に写り難いため、
詳細をご希望の方は事前にお問合せ下さい。
管体洗浄、不良軟物交換、各部調整済みの商品です。
■ スタッフコメント
ジャズマンにお勧めの1本!
使用感はありますが、
目立つ/致命的な外傷は無く、
モデル通りの高い操作性と良いサウンドを維持しています。
軽やかでソフトでありながら、リッチな心地よいサウンド...
まさしく、ヨーロピアンジャズ=バートファンリール氏の
サウンドコンセプトが如実に表れている印象です!
この1本、是非!
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