日本を代表する名工"河野賢"。1949年からギター製作を初め、1960年にスペインの伝統を理解し、技術を高める為アルカンヘル・フェルナンデスの工房に6ヶ月間滞在。1967年にベルギーで開催されたエリザベス・コンコース国際ギター製作コンクールで金賞を受賞。日本のギター製作技術の素晴らしさを初めて世界に伝えた第一人者とも言えます。本器は"PROFESSIONAL"ハカランダS&B仕様、1983年製USED品。経年によりやや飴色に焼けたスプルーストップ、サイド&バックには濃淡のはっきりとしたうねるような杢目が目を惹く中南米ローズウッドを使用。黒々としたエボニー指板、中南米ローズウッドブリッジ、オリジナルデザインウッドトリム&ロゼッタ、ナット幅52ミリ、弦長650ミリ。材料のシーズニングがよく、非常に狂いの少ない楽器としても認知されている河野ギター。精巧な作りは言うまでも無く、抱えた際の安心感も高いです。グッと底から湧き上がってくるような豊かなサウンドレンジを持った音量感と素早い音の立ち上がり、そして品のある減衰感。和音で弾いた際の濁りも少なく、明瞭且つ実直なトーンは高級ギターの持つ要素をたっぷりと堪能していただける1本。製造から半世紀が経過した個体ですので表面的な打痕や擦り傷等は散見されますが、木部クラックなどは無くしっかりと弾き込まれてきたことがうかがえます。この頃の年代によく見られる塗装の白濁もうっすらと確認できます。バック面のセンター付近に5mm弱程の僅かな塗装の剥離がございますが、現状広がっていく様子もなくご使用への影響はありません。外観上の使用感はあるもののネックコンディションは素晴らしく、流石の一言。今なお人気の衰えない製作家の一人。是非ご検討ください。ハードケースが付属します。
Condition:EX++
Top:Solid Spruce
Side:Solid CSA Rosewood
Back:Solid CSA Rosewood
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:rosewood
Machine Head:Gold
Fingerboard Inlay:none
Rosette:Original Mosaic
Binding:wood
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:52mm
Scale:650mm
Case:Hard Case
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