1991年製 Gibson 1991 M-III-H Deluxe
時代を牽引してきた多くのプレイヤーが憧れる大手有名メーカーで
2大エレキギターブランドのうちのひとつ。
本機は、ヘビーメタル・スラッシュメタルの台頭に呼応する形で
当時伸び悩みの時期を経験していたGibson社が、その社運を賭ける形で
開発したM-IIIシリーズ。
当時の時代の流れの一端を担っていたKRAMERやCharvelの前衛的なデザインに食らいつくような
各部のプロフィールは、Gibsonが伝統としてきたクラフツマンシップを受け継ぎながらも
当時としては、
ギブソン社内外関係者に関わらず業界に衝撃を与えたユニークなモデルであったことも想像に難くない。
当時発表されたM-III機種の中でも後世に資料としてあまり存在していない
当機、M-III H DeluxeはM-III Standardから見て上位機に当たる
M-III Deluxeに準拠したモデルとして設定されており、
大幅な違いとしては、ノンピックガードにHHのピックアップレイアウトとなっている点。
ただし現存資料の少なさから明確なエビデンスがないものの、
通常5Way（ギターコレクター ジョージ・グルーン著 Gruhn's Guide to Vintage Guitars 3rd Edition /第3改訂版によると6Way?)セレクタが標準装備としており、
当機に限っては3WayトグルSWを採用していながらにして
コントロールキャビティにはブレードSW用のルーティングが設けてあるなど、
当時の製造管理体制による急遽の変更やリデザインによるものが
影響しているだろうと推測できる。
あるいはショップオーダーにてGibson社が個別に対応した可能性もあるが。
（現在のキャビティ内部、ルーティング状況から製造以降でコンバージョンや別途施工されたとは考えにくい）
ボディは複数のマテリアルをラミネートしたマルチプライ構成で
ウォルナットトップに赤染したメイプルにポプラ、バック面にはフレイムメイプルの張り合わせ。
左右オフセットしたアシンメトリな長さのホーン部は、ストラップ取り付け側11F当たりを頂点とした長めのデザイン。
Gibson刻印の入った貴重なフロイドローズブリッジはブラックカラー、
ドイツシャーラー製造の逸品。
PUにはGibson 496R/500Tをマウント。
異端感はその見た目だけにならず、しっかりと切れ味のあるシュレッドできる実用派の1本。
使用に伴う傷や弾き傷、打痕等はあるが演奏用に調整されたプレイヤーズコンディション。
重量：3.55Kg
付属品：ハードケース
■BODY:5P Walnut-Maple-Poplar
■NECK:Maple
■FINGER BOARD:Maple
■PICKUPS:Gibson F/496R R/500T
【商品状態】
中古品 キズあり
※状態は画像にてご確認ください。
店頭にて買取を行った中古品となります
※大きく目立つキズや、写真に写るキズのみ撮影しております
写真以外にも小さな打痕やスリキズが存在するとお考えください。
当店専任リペアマンによるメンテナンス済みです。
■ ネック状態 ： ほぼストレート
■ フレット残り ： 7～8割程度
■ トラスロッド ： 余裕あり
商品状態、フレットやネックの状態は担当者の主観によるものになります。
画像と合わせてご確認ください。
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