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フラットトップにおける永遠の憧れ、ワーキングホースGibson"J-45"。J-45が1942年に生まれたのはあまりにも有名ですが、実はJ-45と同様のスペックを持ったJ-45のダウンサイズモデルのLG-2も同年に製造され始めた事は知る人ぞ知る所です。本器は1956年製の1本。スプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、ハカランダ指板&レクタングルブリッジ、三連クルーソンペグ、オリジナルラージ薄型ベッコウセルピックガード、シングルリングロゼッタ、ノンスキャロップドXブレイシング。LGシリーズはJ-45サイズを14 1/8インチまで縮小されたモデル群。その中でもLG-2とLG-3はXブレイシングを採用し、J-45の小型版として製造が行われていました。またLG-2はJ-45と同じく1942年に登場した機種で、B-25にモデルチェンジされる1962年後半頃まで生産。ブレイシング構造はJ-45と同じ仕様変更を経ており、1955年頃以降はノンスキャロップへと変化。これ以降年々細く高いブレイシングへと変化していきます。ルックス面では1955年頃からラージサイズの薄いピックガードとなり、最終フレットは20Fへ。現行品の50’s仕様に通じるスペックがこの時点で出揃い、以降も細部の変更を行いつつB-25へとタスキを渡すこととなりました。この時期はやや肉厚なグリップ感を覚えますが、58-59年頃のネックほど太さは感じさせない感覚。充分な握り応えと取り回しに不便はしない程よい握り感が魅力となります。何よりも小型特有のコンパクトな抱え易さ、バランスの整った響きを持ち味としたスモールギブソン特有のサウンド。小気味の良い軽快な響き、中域の美味しいポイントが詰め込まれた出音、そしてカラッと乾いたトーン。ノンスキャロップでしか出し得ない線のハッキリとした音色を持っていますが、まだブレイシングが低めな時期のためスキャロップ期の名残を感じさせる後年より僅かに空気感を多く含んだサウンド。音色の太さや腰のある響き、そしてボリューム感はノーマルスロットの50年代特有です。ドライに響くサウンドが非常に心地よい1本。この時期でしか体感できないトーンが詰まったVintage品です。ペグは後年のクルーソン2ラインへ交換、エンドピンはジャックサイズに拡張されていますが現在では同径のピンが装着されています。ボディトップセンターシーム下部に継ぎ目が剥がれた痕がありますが、丁寧に修理が行われており使用する上で万全の状態に整えられています。1弦側サウンドホール縁にピックガードクラックの修正跡、ボディバック1弦側上部にも1ヶ所クラック修正跡がみられますが、両者とも裏からパッチを当てられており丁寧に作業が行われています。それら以外には70年ほどの経年の中でしっかりと演奏をされてきたであろう貫禄、弾きキズがサウンドホール横やボディトップの6弦側指板横に見られ、細やかな当てキズ、ウェザーチェック等Vintageらしい風格がグッドルックスな個体。演奏性の面もしっかり整えられており、ネックコンディション良し、サドル残も残された操作性抜群の1本です。スモールギブソン代表格、長きに渡り愛用されてきたLG。この操作性とバランス感の良いサウンドからレコーディングやライブで使うミュージシャンも多く見られます。軽妙で小粋なサウンドを響かせる1本。是非ご体感下さいませ。
汎用ハードケースが付属いたします。
Condition:EX+
Top:Solid Spruce
Side:Solid Mahogany
Back:Solid Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda
Machine Head:Kluson/Nickel 2Line
Fingerboard Inlay:Dots
Rosette:Black&White
Binding:White
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:43mm
Scale:628,65mm
Case:Hard Case
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