1920年代に当時のギターカルチャーに乗じ、ホースシューピックアップを搭載したスティールギターを中心に生産していた「Electro String Instrument Corporation」。後に現在も続く「Rickenbacker Inc，.（リッケンバッカー）」に社名を変更しながら、世界中のアーティストから支持される楽器を製作し続けています。
リッケンバッカー社においてソリッドボディのベースギターが登場したのは1957年頃、1ピックアップ仕様の「Model 4000」が登場、以降4000シリーズ（4001、4003などはおなじみ）は現在も作り続けられる人気シリーズとなっています。小ぶりなボディの『Model 3000』シリーズは1975年に登場（30インチ仕様のモデル3000、34-1/4インチ仕様のモデル3001）し、1980年代半ばには生産完了します。生産数の少なさと人気アーティストの使用などにより現在ではレアアイテムのひとつに数えられるようになりました。
【ボディ】
全体重量は約4.7kg。ボディ材はメイプル。このシリーズ共通の独特なダブルカッタウェイソリッドボディが少しフェイドした赤のグラデーションが美しいファイアグローカラーに彩られます。全体的にウェザーチェック、ベルトバックルによる塗装剥げ、金属パーツのくすみはみられますが、塗装の艶も良くコンディションは良好です。
【ネック】
ネック材はメイプル。フィンガーボード材はローズウッド。モデル3000は30インチという短いスケールを採用しています。全体的に軽いウェザーチェック、細かな打痕等はみられるものの、ボディ同様比較的きれいなコンディションといえるでしょう。チューナーは巻き具合にそれほどバラつきもなくしっかりと機能します。ナットは交換済み、フレットはそれほど減りはみられずプレイアビリティは良好です。ナット幅42.6mm。クセのない比較的しっかりとしたネックシェイプといえるでしょう。
【電装系】
コントロールはシンプルな【マスターボリューム／マスタートーン】となります。アウトプットジャックは交換済み、その他ピックアップを含めコントロール系のパーツは当時のコンディションをキープしています。シンプルなコントロールとバランスの良いトーンが魅力で、手元でニュアンスをつけて楽しめる、プレイヤーさんにも嬉しいモデルですね。
付属品：ブラックハードケース
Weight：4.7kg
Body Material：Maple 2 piece
Neck Material／Scale Length：Maple 1 piece／762.0mm（30inch）
Fingerboard／Fret Marker／Radius：Rosewood／Pearloid dot／～184.15mm（7.25inch）
Nut Width／Fret Size：42.6mm（replaced）／2.0mm， 21 Fret
Neck Thickness（1F／7F／12F）：22.3mm／22.1mm／22.7mm
Pickup：Rickenbacker black non visible polepiece pickup
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