商品紹介ページで長文で熱く語るのはあまり得意ではないのですが、たまには。
Xoticと言えばエフェクターメーカーというイメージをお持ちのギタリスト・ベーシストが多かった中で、
このモデル「California Classic XSC」がきっかけとなって、ギターも作っているメーカーであることが世間に広まった気がしています。
2016年頃に初めてこのモデルを手にしたときには衝撃でした。当時私はXotiqueではなく、他社で働く楽器店員でした。
長年ハイブランドの担当をしていたこともあり、それなりに蓄積した経験がありましたが、そんな私も衝撃を受けるほどのモデルでした。
お世辞抜きにとにかく音が良かった。バランスが抜群。ハイブランドの最上位機種と比べても全く負けない、同じ土俵に乗せて比較できる印象でした。
ヴィンテージやカスタムショップの最上位機種と良く比べられましたし、有名なコンポーネントギターと比べられることも多かった。
XSCはその後、生産数は多くは無いので入荷すればすぐに売れてしまう状況が続きます。
当時は取り扱うお店も全国的には多くなかったので、この時点ではまだまだ知る人ぞ知る状況でした。
正直お店の心理とすると、売れるかわからない新参モデルを取り扱う事はリスキーなんです。
もし売れなかったら困りますからね。
そんな対岸から様子を見ている楽器店が居るような状況の中で、そのリスクに飛び込んだ一部の楽器店では実はよく売れていました。
自分的にはリスクなんて1mmも心配はして無くて、売れる自信しかありませんでした。
というよりはこれだけの良いものをたくさんの人に紹介したい心理しかなかったかも。
コロナ前だったこともあって海外からギタリストの来日時に(アレンハインツ氏)販促イベントなどをやったりしました。
この頃からじわじわと情報が広まります。
もちろん世界的に有名なハイブランドはどれも素晴らしいギターなのでそちらを選ばれる人も多い状況の中で、
XSCはじわじわと売れ始めます。
2020年以降、名前は省略しますが多くの有名ギタリストが国内外で使い始めます。
忖度無しに気に入ってくれている人が使っている状況が今まで続きます。
今後もこのペースで使う方が増えるかと思います。
残念ながら相変わらず取扱店とそもそもの生産数が多くはない状況なので、
どこに行っても手に取ることは出来ません。
気になっている方がとにかく多い今の状況です。
見た目が自分の好みだったら通販でポチッちゃう方も少なくありません。
正直実物を手に取ってから購入を検討して欲しいですが、大きく個体差は無いXSCなので、それもありかもしれません。
正確には個体差はあるんですが、XSCに詰まってるみんなが感じる「良い」部分はどの個体にも詰まっているっていう感じです。
そういう部分の個体差は無いという事です。
さて、今回入荷したXSCについてですが、個人的に最もカッコいいと思うカラーリングとエイジドで指定しました。
今までに同じ仕様をオーダーしたことが何回かありますが毎回好評です。
3トーンバーストではなく、あえてチェリーサンバーストの下地。マイケルランドゥー好きの私としてはこのカラーは特別な思い入れがあります。このカラーとランドーの関係は割愛します。
ボディーはアルダー、そして指板はローズ、ラジアスは9.5インチを選択しました。
ピックアップはRaw Vintage RV-60。3シングル仕様です。
指板のラジアスは9.5インチなのでフラット過ぎず、きつ過ぎず、弾きやすいです。
ピッキングの反応、スピードが速い印象。音の輪郭がシャープです。エッジの効いたカッティングが好きな方には良いと思います。
歪ませても太さと抜け感が強いので、伸びやかな高域です。太さよりもスピード感を好む方にはお勧めです。
重量なんと3.28Kg。なかなかの軽量級です。
[SPEC]
Model : XSC-1
Body : Alder
Color : Vintage White over Cherry Sunburst Super Heavy Aged
Neck : 5A Roasted Flame Maple
Fingerboard : Indian Rosewood (9.5"R / Xotic C-Shape .830"-.920")
Fret : Jescar FW9662-NS(J/D#6105type)
Tuner : Gotoh SD-91-05M-MG
P.U. : Raw Vintage RV-60
Strings : .010-.046
Case : Hard
Weight : 3.28kg
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