岸工房の #1 です。
09年頃まで存在した受注生産の楽器工房ですが、いかんせん情報が少ないです。ヘッド裏面に書かれたシリアル番号は、#1001 でした。普通に読めばファースト・プロダクションです。あるいは 2000年の1番。90年代から工房があれば99xxがある可能性はありますが、その辺りは正直よく分かりません。
この機種 #1 は、比較的作例が多く、製作意図を垣間見る事が出来るのですが、アルダーとアッシュのコンビネーションのボディと、PU 周りを中空にした構成に特徴があるものと思われます。ヘリンボーン柄がナイスなコントロール・パネルは、バーズアイ・メイプル製で、シンプルに美しいです。
コントロールは、ボリュームと、3バンドEQ、ミニスイッチは、PUのシリパラ切替と、ミドルの中心周波数の切替になっています。プリアンプが NTCT でそれにミッドモジュールを追加と、こだわりのある設計になっているようでした。
重量バランスの良さと、使い勝手の良い音色が特徴的でした。ワンPU ですが、トーンバリエーションは広く、中々の使い勝手で、バルトリーニのMM タイプの性能を使い切っている印象がありました。
年式を考慮しますとほどほどの使用感で、美品まではいきませんが、納得のいく美観です。各部調整箇所に不具合等はみられません。MMタイプが好きな方なら、きっとご満足のいただける楽器です。
ハードケース付属。
为了获得更好的访问体验
请点击右上角按钮
选择“在浏览器中打开”