HERMANN HAUSERⅡ(ヘルマン・ハウザーⅡ) No_772 松/ハカランダ 1965年中古品です。
ヘルマン・ハウザーⅡ(1911年~1988年)は、ドイツの手工クラシックギター製作の名工です。
ヘルマン・ハウザーⅡは1911年ミュンヘンで生まれ、16歳から18歳の2年間ミッテンヴァルトのヴァイオリン製作学校ギター科で学び、卒業後、父であるヘルマン・ハウザーⅠ(1882年~1952年)のもとでアシスタントとして働きながら研鑚を積み、1952年(ハウザーⅡ41歳)ハウザーⅠが亡くなってからは自身のラベルでギター製作を開始しました。
ミュンヘンの工房は第二次世界大戦で焼かれ、1946年からはライスバッハに工房を移しました。
ハウザーⅠにはシリアルナンバーはありませんが、ハウザーⅡはすべてのギターにシリアルナンバーがあり、501から始まり1982年の1076が最後となります。
ちなみに、ハウザーⅠは、およそ250本ほどのスパニッシュタイプのギターを製作しました。
ハウザーⅡは1988年ライスバッハで亡くなり、その後ハウザーⅢが工房を引き継いでいます。
このギターのスペックは、
表面板はジャーマンスプルースでサイドバックはハカランダです。
ネックは温度・湿度が変化しても狂いにくいマホガニーで、ネックとボディーは強固な造りのスペイン式一本棹方式でジョイントされております。ヘッドの継ぎは、折れにくいハウザー独自の三角ジョイントになっています。 
ブリッジとヘッドの飾り板はハカランダです。
塗装はオリジナルのままのラッカー塗装です。
表面板にはラッカー塗装特有の細かなウェザークラックが現れています。
ナットとサドルは牛骨のものに替えられています。サドルはオリジナルが残っていますが、使えません。ナットも欠けたものが残っています。
糸巻きはオリジナルで、ドイツのランドストーファー(弦間隔36mm)が装着されています。
木部の割れやクラックはなく、ほんの少しキズがある程度で、パーフェクトコンディションです。
オリジナルのハードケース付きです。 
ハウザーⅡの特徴である存在感のある低音と高音の透明で奥深い音色は健在です。
低音域の鳴りは、ひとつひとつの音がズシっと重く存在感があり、ボケることなく主張がはっきりと伝わり、演奏の力強さを充分に伝えることの出来る迫力のある音となっています。
高音域は、限りなく透明で明瞭かつ繊細で濁りがなく、特に①弦は際立って良く鳴っており、主旋律を心地良く奏でられる魔法にかかったような深く黄金色(こがねいろ)の音色を持つ至高のハウザーⅡです。
『ハウザーⅠ・Ⅱ・Ⅲ弾き比べ動画』もご覧ください。
ネックは、真っ直ぐです。
修理箇所:ナットとサドルはオリジナルではありません。
傷みなど:表面板に弾きキズ・打痕がほんの少しある程度です。
弦高:①2.9mm ⑥3.9mm 弦高調整は無料でいたします。 
ナット幅:52.0mm 
ナット部弦幅:43.0mm 
ご注文はメール『guitar@lluck.jp』、またはお電話『03-3219-1339』へご連絡ください。
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