「BOSS OD-1 NEC μPC4741C」は、977年に発売されたBOSSコンパクトエフェクターの第1号機の一つであり、「オーバードライブ」というジャンルを確立した伝説的な名機です。その中でも、搭載されているオペアンプの違いにより、いくつかのバージョンが存在し、特に初期のクアッド・オペアンプ搭載モデルは高い評価を得ています。
今回焦点を当てるNEC μPC4741Cは、初期の**クアッド・オペアンプを搭載したバージョンの一部に採用されていたチップです。初期ロットにはRaytheon（レイセオン）製のRC3403ADBが多く見られますが、それに続く形で日本電気（NEC）製のμPC4741Cが使われました。このチップを搭載した個体は、一般的に1978年から1979年頃に製造されたモデルに見られ、希少性が高いことで知られています。
μPC4741C搭載モデルのサウンドは、後のバージョンに用いられた一般的なデュアル・オペアンプモデルと比べ、歪みがより滑らかでまろやかであり、ハイミッドの鳴り方に独特の個性を持つと評価されています。トーンコントロールを持たないシンプルな設計ですが、ギター本体のボリュームやピッキングニュアンスに極めて忠実に反応するため、プレイヤーの表現力を最大限に引き出す能力に長けた、まさにヴィンテージ・オーバードライブの至宝でございます。
【シリアル】
8600
状態：中古品ですので多少の傷や汚れ等の使用感がありますが、動作に問題ございません。
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