アメリカはネバダ州リノに工房を構えるルシアー、Ben Wilborn（ベン・ウィルボーン）氏が2009年に創設したハンドメイド・ギターブランドWilborn Guitars（ウィルボーン・ギターズ）。
個性的なルックスや独自の構造を採用しているWilborn氏。
本人もギタリストであるため、プレイヤーならではの目線での操作性やフィーリングを重視したデザイン、楽器製作を行なっています。
本器はボディラインに沿ってデザインされた、『Comma（コンマ）』を象ったのサウンドホールを持つThe Comma Seriesより、オーディトリアムサイズのThe Nautilus。
トップ：マスターグレードレッドシダー
サイド＆バック：キルテッドマホガニー
ネック：マホガニー
指板：エボニー
ブリッジ：エボニー
ペグ：シャーラー
その他：42.86mmナット幅、ファンフレット マルチスケール（632mm〜645mm）、ラッカーグロスフィニッシュ
ウィルボーン氏は幼少期から音楽演奏と木工に親しみ、名門バークリー音楽大学で学び、ギタリストとして活動するなど音楽への造詣が深く、その後は建築業界へ転身するなどをし、第二子の誕生を機にギター製作に挑戦したことをきっかけに、40歳にして本格的にルシアーへ転身するという異色の経歴。演奏家としての経験を背景に、プレイヤーの視点を反映した独創的なデザインや構造を特徴とし、既存の概念にとらわれない発想で生み出されるギターは「品質への絶対的なこだわりと豊かなトーンを追求する情熱」に裏打ちされています。その仕上がりは細部まで精巧で、使用する木材・ハードウェア・塗料のすべてに最高グレードのみを選び抜き、製作工程の最初から最後まで一貫してウィルボーン氏自身の手で行われています。
Comma Series最大の特徴と言えるのが、"Radially brace(ラディアル・ブレース)"と名付けられた独自のブレーシングデザインであります。サウンドホールをボディ中央でなく低音弦側に配置することで自由度を高めたトップに、ブリッジから放射状にはしるブレーシングを採用することにより、トップの振動を最大限に活かした音の伝達性が期待できます。
体に当たるラインが優しくフィットする、抱えやすいボディの最大幅は約381mm、最大厚は約11.43mmですので、ややディープなオーディトリアムとなります。
高レスポンスな低音は、弾くもの全てが驚愕するほどの量感。輪郭もしっかりと音程が認識できるクリアな響きで、美しいシダーとの組み合わせでそのレスポンスはさらに加速されます。
アコースティックギターらしい乾いた心地よさも素晴らしい逸品です。
マルチスケールの差は大きくなく、初めて手にする方でも違和感なく扱えるでしょう。
日本に入荷するのは非常に希少なウィルボーン氏の作品。
普通じゃ満足できない方はぜひお試しください。
Condition : Brand New
Top : Solid Mastergrade Red Cedar
Side & Back : Solid Quilt-Figuired Mahogany
Neck : Honduras Mahogany
Finger Board : Ebony
Bridge : Ebony
Bracing : Original Bracing
Back Construction : 2p
Neck Width At Nut : 1-11/16"(約42.86mm)
Scale Length : 24.9"(632.46mm) - 25.4"(645.16mm)
Tuning Machine : Schertler
Case : w/Visesnut Flight Case
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ドルフィンギターズWEB サイトは下記
https://www.dolphin-gt.co.jp
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