創始者ジャン・ラリビーによるカナダのギターLarrivee。独自のコンサートサイズにフロレインカッタウェイの。ヘッドに美しい女性と指板のフルレングス・ローズインレイが特徴の珍しいモデル。
なかなか珍しいギターを入荷致しました。
指板のインレイも含めるとあまり市場に出回らないであろうヘッドに刻まれた女性と、
指板とブリッジに埋め込まれた薔薇のインレイが美しい、芸術品ともいえる一品です。
音としても非常に繊細で、高音の響きや鈴鳴りのような音の広がりが、
心にゆとりと美しさを与えます。
音量こそそこまで大きなものではないですが、すべては繊細な一音一音の
音量バランスの為といった印象です。
フィンガーピッキング、クラシック演奏者の方が持つアコギとしては最適ではないでしょうか。
何よりも工芸品のように美しいこちらのギターを、ぜひご検討下さい。
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【C-10について(基本構造とシリーズ解説)】
Larrivée(ラリヴィー)は、カナダにルーツを持ち、
現在は米国カリフォルニア州に拠点を置くハンドクラフト・ギターメーカーです。
その哲学は「構造の芸術性」と「音響的透明性」の両立にあり、機械化に頼らず、
伝統的な木工技術と音響工学を融合させたギター製作を行っています。
その中でも“C-10”は、Larrivéeのラインナップにおける最上位機種のひとつであり、
Customグレードに位置づけられるフラッグシップモデルです。
■ ボディデザインと構造
「C-10」の“C”は“Concert”の略で、ラリヴィーが独自に設計した
クラシック由来のトーンと快適な演奏性を備えたシェイプを指します。
特に、独自のカッタウェイ形状(Venetian Cutaway)は、
視覚的なエレガンスと高音域へのスムーズなアクセスを兼ね備えています。
•トップ材には最高グレードのシトカ・スプルースを、サイド&バックには厳選されたローズウッドを採用。
•ネックはマホガニー、指板・ブリッジはエボニーで構成され、
経年による音の熟成を見越した材選定となっています。
•インターナルブレイシングにはLarrivée独自の“Scalloped X-Bracing”を用い、
低域の深みと高域の繊細さを高次元で両立。
■ サウンドキャラクター
C-10の最大の魅力は、その“無色透明な音響美”にあります。
木材が持つ純粋な響きを活かすよう設計されており、
過度な着色を排したナチュラルなトーンは、
フィンガースタイル奏者や録音エンジニアから高く評価されています。
•一音一音が明瞭に分離し、同時に豊かな倍音が広がる。
•フラットなレスポンスレンジでありながら、繊細なタッチに忠実に反応。
•コンサートホールでのソロ演奏からスタジオレコーディングまで、
高次元な“表現のキャンバス”として機能します。
■ 総評
C-10は単なる高級ギターではなく、プレイヤーの表現力を最大限に引き出すための「音響工芸品」です。
ラリヴィーの精緻なクラフトマンシップが凝縮された一本であり、
手にする者の感性に応じて、無限の響きを描き出します。
【“Rose Lady”について(装飾コンセプト・限定性)】
Larrivéeの“Rose Lady”は、単なる装飾仕様にとどまらず、
アートとクラフトマンシップが融合した象徴的な存在です。
この名を冠する個体は、Jean Larrivée氏自身の美学と思想を
投影した作品群に位置づけられており、
同ブランドにおける極めて稀少な特別仕様として知られています。
■ 指板装飾:薔薇の物語
“Rose Lady”最大の特徴は、その名の通り指板全体に咲き誇る薔薇のインレイワークにあります。
•本個体においては、Larrivée社が過去にごく僅かに製作した“フルレングス・ローズインレイ”を継承しつつ、
さらに独自の変則パターンが採用されています。
•その意匠は1フレットから17フレットに至るまで連続性を持ち、
まるで1本のバラの蔦がネックを這い上るような詩的構造となっており、
視覚的にも音楽的にも奏者の感性を強く刺激します。
•使用されている素材は、アバロン(白蝶貝)やホワイトパール、
ピンクシェルなどの天然素材で、ひとつひとつが手作業で象嵌される超高難度のアートワークです。
本モデルに見られる指板インレイのパターンは、
現行ラインナップや近年のカスタム製作においても類例が確認されておらず、
極めて個体特有の仕様と考えられます。
■ 限定性・背景と製作コンセプト
Rose Lady仕様は、過去に数回のみ特別なオケージョンにて製作されてきた伝説的シリーズであり、
以下の点において市場流通が極めて限定的です。
•量産ラインでは一切展開されておらず、一部の高級ディーラーからの特注依頼、
もしくは展示会向けのショーモデルとしてのみ存在。
•Jean Larrivéeファミリーが自社のアイコンとして扱う「Lady Inlay」シリーズと並び、
“Larrivée Artistry”の最高峰に位置づけられる。
•本個体におけるRose Lady装飾は、近年製作された個体の中でも特に装飾密度が高く、
独創的なデザインバランスを持つため、製作背景には熟練ルシアーの関与や、
限定仕様のための専用テンプレートが用意されていた可能性が極めて高いです。
■ 所有の価値
Rose Lady仕様のC-10は、単なる楽器の枠を超え、芸術性・技術力・哲学性の三位一体が結実した“
演奏可能な美術工芸品”です。
その装飾は決して音を損なうことなく、Larrivée独自の“機能と美の共存”という
理念を視覚的に体現しています。
手に取ることで初めてその繊細さに触れ、弾くことでその深さを知る。
そして所有することで、ギターという楽器の未来と過去、
両方を手中に収めることになる一本です。
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