スイッチ付きストンプペダルとして最も古くから存在するDallas Arbiter “Fuzz Face”。1966年の秋に"Arbitrer Electronics Ltd"より発売されたこのファズペダルは非常にシンプルな回路で構成されており、Jimi Hendrixの使用によって大きく知られ人気を博しました。当時はまだディストーションペダルはあまり普及しておらず、またその使い方やサウンドも黎明期でした。”Fuzz Face”の独特な外観はマイクスタンドの鋳造底足からアイデアを得て作られており、1975年まで製造された後は"Dallas Music Industries”によって1977年まで製造されます。本器は”Arbiter-Englamd”ロゴ、ゲルマニウムトランジスタ”Newmarket NKT275”を搭載使用したレッドカラー筐体のもので、1968年頃製Vintage品。基盤パーツの交換も見られずオリジナルパーツでストックされ、筐体、底蓋もオリジナルパーツをストック。POTも68年のデイトx2、シーホースロゴのジャック、裏蓋バッテリーホルダーなど、主要パーツを残しています。パネルネジ、基盤を止めるネジの1/2、足ゴムが交換され、フットスイッチが少し後年の”Bulgin”製DPDTスイッチに交換されています。それ以外はとても良いコンディションでストックされた本器。当時のトランジスタ技術はまだまだ発展途上で、発売当時に使用されていたゲルマニウムトランジスタは温度影響による動作安定が乏しかったため1967年中頃から1968年にかけてシリコントランジスタに移行したと言われています。ゲルマニウムモデルの特徴は甘くファットな歪みで、野太くサスティンの効いた響きは艶やかさを秘めた極上サウンド。本器でもしっかりと太く甘く魅せてくれるロングサスティンはオリジナルならではのビンテージサウンドを堪能でき、ピックタッチとボリュームコントロールでしっかりと多彩な表情を持つ、現行品では味わえない艶加減を味わっていただけます。若干のパーツ交換のみで、それ以外は大きな傷みも見られずのグッドコンディション。外装のレッドカラーはオリジナルレッドに重ねて上塗りも見られますが、筐体文字などはオリジナルのままで、イヤらしい感じを覚えず良い雰囲気です。動作も安定しており、ガリなどもなく、当時のサウンドをしっかりと堪能できる本器。なかなか出まわりも少なくなったオリジナル”Fuzz Face"。ペダルマニアはもちろん、優秀なファズペダルをお探しの方にも、是非ご体感いただきたい逸品です。お見逃しなく。。
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