1963年登場の"Firebird"は当時ほとんど見られなかったスルーネック構造や、流線的なオフセットスタイルのボディシェイプ、中央部と両ウィング部とのボディトップギャップなど、秀逸なデザイン性が魅力。フェンダーのラインナップに対抗し、"SG"に続きソリッドモデルの幅を広げ、スペックグレードを設けた展開やその後のモデルチェンジなど異色の経緯を辿りながらも、ギブソンを代表するモデルとして現在まで愛され続けています。本器は2004年製"Firebird V Classic White"。マホガニープライのスルーネック構造、ミニハムバッカー搭載、リバースヘッドスタイルとオリジナルに準じた王道デザイン。本器では重たいバンジョーペグが取り外されSteinberger"Gearless Tuner"に変更済み。2010年代に標準装備にもなっていた一風変わった見た目のチューニングシステムですが、ギア比40:1と抜群の精度かつ滑らかな動きで使用感も良く、弦交換も容易で実用性に優れたリプレイスメントです。またロングヴァイブローラも後付けされ"V"らしいスタイリッシュな印象にアップデート。リアのボリューム、トーンポットが交換済み、コンデンサもオレンジドロップに変更されております。Firebirdらしい迫力のある低音と煌びやかな高音のマッチング、スルーネック故のクリアに通るサスティーンはかき鳴らした瞬間にそれと判る強いキャラクターを持ったトーン。ミニハムバッカーの歯切れ良く明るく軽快な響きも相まって、独自の乾いたサウンドを楽しませてくれます。程よくクリーム色に焼けたクラシックホワイトがグッとくるルックス。各所細かな打痕や擦れなどは経年相応にございますが、顕著に外観や機能性を損ねるものはなくとても良いプレイコンディション。ネックの状態も良く、フレットは85~90%程とすり減りはあるものの綺麗に処理がされ、現状ローアクションで弾きやすいセッティングができております。なかなか見かけない白のFirebird、実用性と外観も向上したカスタムがされた一本、ぜひお見逃しなく。オリジナルハードケースが付属。
Condition:EX++
Body:Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Rosewood
Bridge:Nashville Type Tune-O-Matic
Machine Heads:Steinberger "Gearless Tuner" Changed
Fingerboard Inlay:Dish
Pick up:Mini Humbucker
Nut width:42.9mm
Scale:628.65mm
Control:2Vol, 2Tone, 3Way
Weight:4.05kg
Case/ACC:Original Hard Case
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