■ Jerome Callet (ジェロームカレ)
1973年にJerome Callet氏(19304.24-2019.5.13)が
創設したアメリカを代表するトランペットとマウスピースブランドです。
Jerome氏は青年期からトランペットの演奏に親しんでいましたが、
優れた奏者とは決して言えない状態でした。
その状態の中で、数多くの奏者に師事するとともに、
奏法の物理的要素を研究し始めました。
奏法の研究としてアンブシュアに焦点を当て試行錯誤を続ける傍ら、
楽器製造にも携わるようになり、
BENGE社(1953-1968)、Domenic Calicchio氏(1968-1975)にて
トランペットとマウスピース製作の基礎を学びました。
またアンブシュア研究の成果は1970年の"SuperChops"として結実し、
アメリカを代表するアンブシュア研究者として一躍有名となります。
1973年、自身のアンブシュア理論をより確かなものにするため、
独自のマウスピースシリーズを発表しました。
発表後、多くの奏者から支持され愛用されるに至り、
アンブシュア研究者、マウスピースデザイナーとして広く認知されるようになります。
その後、Jerome氏の願望は楽器本体の製作まで飛躍し、
"New York Solist"(Kanstul製)をはじめ、"Sima"、"Jazz"、"Superchops"、
"Symphonique"、"Stratosphere"、"Grand Prix"など、
今なお人気の高いモデルを製作しました。
2017年以降はLee Adams氏が率いる製作陣が後任を担い、
アメリカを代表するブランドとしての歴史を刻み続けています。
■ Jazz .470
ジェロームカレトランペットの代表作の一角とも言える、Jazzシリーズ。
Jerome氏の提唱するSuperChopsや、
開発したマウスピース、トランペットが注目を集め、
浸透してきた1990年頃にJazzシリーズは発表されました。
これまで製作してきたモデル以上に、
音の深み、強さ、圧倒的なレスポンス、それらが自在に演奏できるように
試行錯誤がなされました。
その最適解として、EXPANDABORE(エキスパンダボア)が採用されました。
通常のトランペットに比べ、コルネットの様な円錐テーパーでのデザインがなされており、上記のサウンドと操作性の両立を実現しました。
この特異なテーパーとボアが功を奏し、
各国のトップレベルの奏者から愛好家に至るまで、
幅広い層から愛用されました。
当個体については、
管体にサテン銀メッキが施されており、
先述の音の強さ、レスポンスの良さに加え、
音の深みと淡さも兼ね備えています。
ジャンルや編成を問わない優れたサウンドと響きを持ち合わせています。
■ 仕様
・調子:B♭
・シリーズ:Jazz Series
・ベル/管体素材:イエローブラス
・ボアサイズ:11.94mm (.470)
・メインチューニングスライド:リバースタイプ
・第3スライド指掛:Underslung type
・管体仕上:サテン銀メッキ(インナーベル:銀メッキ)
・製造国:アメリカ
■ 中古コンディション
全体各所に使用に伴う表層傷・状態変化、
ベル管U字部分の当て金、ベル支柱の離半田痕が見られ、使用感の見られる個体です。
当て金については、丁寧な施工がなされており、
外見・演奏性・サウンドとも大きな支障は御座いません。
管体内部についても、使用に伴う状態変化・劣化は見られますが、
サウンド・演奏上の問題はありません。
総合的に判断すると、
局所的な事故/修復歴がありながらも、
良好なサウンドと演奏性を維持したプレイアブルコンディションと言えます。
※各部の傷や使用感については写真に写り難いため、
詳細をご希望の方は事前にお問合せ下さい。
※当商品は委託品の為、現状でのお渡しとなります。
各部軽度クリーニング・調整済みの商品です。
■ 付属品
・純正ハードケース
・㈱黒澤楽器店 保証書
■ スタッフコメント
驚きの1本!
ジャズ/ポピュラー吹きに圧倒的におススメです!
当て金や修理歴等はありますが、
J.Calle Jazzシリーズの
圧倒的な吹込みのしやすさとレスポンスの良さは健在です!
また、サテン銀メッキならではの
淡く自然でザラついたサウンドが非常に心地よい印象です。
同シリーズの中では、同様の仕上げの中古出品も少ないため、
唯一無二のサウンドを手にする機会といっても過言ではないと思われます!
音楽ジャンル・演奏編成・経験歴不問でお楽しみいただける1本!
是非!
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