Martin 000-EC 30th Anniversary
〜クラプトンの“伝説”を継承する30年の結晶〜
1992年、MTVアンプラグドでの歴史的なステージ。
そこには、ひとりの男が奏でる音と、それを支えたギターがありました。
エリック・クラプトン──そして、Martin 000-42。
アコースティックギターの灯がかすれかけた時代に、
彼のパフォーマンスはその火を再び燃え上がらせ、世界中の耳を奪いました。
この功績を称えて1995年に誕生したのが、Martin 000-28EC。
クラプトンとMartinとのコラボレーションはそこから始まり、
いまや30年という歳月を重ねました。
この節目を記念し、000-EC 30th Anniversaryモデルが登場。
単なるアップデートではなく、まさに「伝説の継承」を象徴する存在です。
【S/N 2971765 木目について】
このモデルのトップ材には、
一見素朴ながらも、どこか品のあるバランスの取れた木目が選ばれています。
主張しすぎることなく、でも平坦ではない。
木の中に流れるリズムのような揺らぎがあり、
「自然体の中に気品がある」という印象を与えてくれます。
光の角度によっては、木目のラインがふんわりと浮かび上がり、
まるで過去の30年を静かに語っているような、落ち着きのある表情。
バック&サイドは、深みのある濃いブラウンに、
きれいに整った縦模様が流れ、気高さと安心感が同居したような風合いです。
センターの装飾は、さりげないデザインながら、
全体をきゅっと引き締めるアクセントとして、品格を添えているのもポイント。
見た瞬間に圧倒するような華やかさはないけれど、
弾き手がゆっくりと付き合っていくうちに、
“美しさの深み”に気づかされるタイプの木目。
30周年の節目にふさわしく、
歴史と落ち着き、そして使い込む楽しさを感じさせてくれる一本です。
【S/N 2971765 サウンドについて】
こちらの個体は一筋縄ではいかないというような独特なサウンドです。
均一性を持って音量が出るタイプというわけではなく、
不揃いながらも大人の色気といいますか、年月を重ねたものが出せるような
何ともいえない音色を放ちます。
高音の広がりの個性豊か感。特にこのギターは外音で効果を発します。
少し弾きづらさみたいなものもあるのですが、
それとは裏腹に録音時やライブ時で聞く外音は抜群にいいです。
正直、こちらのギターは初見の感動というよりは弾けば弾くほど旨味が出てくる…。
自身で模索しながら弾きこなしていくギターです。
それこそ30年の年月かけて作り上げていくような…
そんな素晴らしいギターです。
【仕様のポイント】
シェイプ:1939年のヴィンテージにインスパイアされたAuthenticスタイル
クラプトンが愛した戦前モデルのフィーリングを再現。
ショートスケールによる取り回しの良さと、より人間工学的な快適さ。
指板:エボニー指板に42スタイルのスノーフレークインレイ
クラシカルなルックスと高い耐久性を兼ね備え、ステージ上でも視認性と存在感を発揮。
ネック材:ジェニュイン・マホガニー
ビンテージマーチンらしい柔らかで温かい響き。長時間の演奏でも疲れにくいネック形状。
装飾:ヘリンボーントリム&アンティークホワイトバインディング
洗練された美しさと、ハンドクラフトの品格を伝えるディテール。
ナット幅&スケール:ナローナット(約44.5mm)/ショートスケール(約632mm)
ィンガースタイルにも最適な設計。しなやかで素早い運指が可能。
各ギターには、クラプトンの印刷された署名が入った紙のラベルと、
長年のパートナーシップを記念するための印刷された認証書が付属しています。
クラプトンの好みの音と感触のためにクラプトンのチョイスのリン酸銅弦が張られ、
ケースポケットには追加のセットも入っています。
これらの楽器は、画期的なギターコラボレーションの30年を称え、
クラプトンとマーチンのファンすべてに何かを提供します。
このモデルの意義
このギターは、単なる記念モデルではありません。
クラプトンという“語り継がれる存在”と、マーチンという“音の血統”が、
30年の歩みを一つの形に昇華させた「象徴的存在」です。
演奏家にとっては、信頼できるステージパートナー。
ファンにとっては、思い出と憧れを閉じ込めた宝物。
楽器店にとっては、語れる“物語”を持った一本。
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