Gibson “Country Western”。”J-45”の上位モデルとしてラインナップされていた”Southern Jumbo”のナチュラルモデル。1954年にナチュラルフィニッシュがオプションで用意され、翌55年に”Country Western”としてラインナップされます。1960年に”SJN”へと名称変更され、1962年には”SJN Country Western”とさらに変更されます。モデル名は混在しますが、”Southern Jumbo"と並んで1977年まで製造が続けられます。現在1番強くイメージのある”Southern Jumbo”はラウンドショルダーにポインテッドチックガードの1950年代中頃~後半の仕様に対し、”Country Western”はスクエアショルダーに3ポイントガードを持つ外観イメージが強いのではないでしょうか。”Country Western”のこの仕様は1963年以降の仕様となり、実は”Southern Jumbo”も同様の仕様変更をされています。ですので、時期が同じ両器は基本的には色違いのみで、同じ特徴を持っています。本器は1963年製の1本。ボディ内には”Country Western”のラベルで、3ポイントガードへ変更になり、ボディシェイプがスクエアショルダーへと変更になった初年度の1本です。スプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、ハカランダ指板、プラスチックブリッジ、セラミックアジャスタブルサドル、シングルライン3連クルーソンペグ、ダブルパラレログラム指板インレイ、ダブルリングロゼッタ、マルチプライバインディング、3ポイントガード、ノンスキャロップド・Xブレイシング。少し大ぶりのボディになり、サウンドにも迫力を増した”Counrry Western”。カラッとしながらドシッと響くロックなサウンド。パンチがありながら分離が良く、パワフルに響きながらノスタルジックに魅せてくれる魅惑のサウンド。またプラスチックブリッジのこの年は他年と異なり、ダークな響きが控えめなのも特徴のひとつです。美しい魅惑のナチュラルトップの本器。大きく損なう打痕や割れは見られず、経年によるウェザーチェックも小傷すらも貫禄めいてかっこいい1本。ネックまわりも良好で弾きやすいアクションをしっかりと保っています。オリジナルビンテージならではの泥臭いサウンドと艶かしい艶加減。極上コンディションを保ったスクエアショルダー初年度の1本。是非お見逃しなく。ハードケース付属
Condition:EX+++
Top:Solid Spruce
Side:Mahogany
Back:Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Plastic
Machine Head:Kluson Deluxe
Fingerboard Inlay:Double Parallelogram Inlay
Rosette:White&Black
Binding:White&Black
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:43mm
Scale:628.65mm
Case:Hard Case
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