【状態】
ヘッドとトップのブリッジ後方に2~3mm程の打ち傷がありそのほか細かい小傷はございますが、1984年製、41年前の製造個体ということを考慮すると非常に状態良好と言える一本。
ネックは概ねまっすぐ、6弦12フレット上約3.2mm、1弦12フレット上約2.2mmとサドルの出しろが高く、比較的高めでの弦高設定がされております。
サドルは6弦下1弦下共に約4.0mm程の高さがございますのでお渡し前にご希望の弦高に調整してからのお渡しも可能です。近年非常に希少になっているブラジリアンローズウッドを使用した個体。是非この機会にお手に取ってみてください!
【Martin D-35V Brazilian Rosewood】
1965年にブラジリアン・ローズウッドの木材不足により誕生したといわれるD-35。 ベースはD-28、バック材が3枚で組み合わせられている点とネックバインディング、1/4インチの僅かに細めに仕上げられたブレ―シングがStyle35の特徴。D-28と比較して繊細さや艶やかさが際立ち、サウンドバランスの優れた機種としてその人気を確立します。 国内では特に70年代のフォークブームで愛用するプレイヤーも多く、バッキングギターとして不動の地位を築きました。
当個体は1984年製。D-35製造開始から20周年となる1985年に向けて10本のみ作成された限定モデル。1969年を最後にブラジリアンローズウッドの仕様を制限していたMartin社としては当時でも非常に希少な木材を使用した渾身のモデルと言えます。
42.9mmのナット幅、柔らかなVの字を描き、程よく肉厚なフルシックネスシェイプ。ネックの補強材はスクエアロッド。ペグはシャーラーのニッケルクローズドギア、バックブレーシングの上部から3本目、4本目が丸い形状をしており60年代から70年代のビンテージと言われる時代の仕様を受け継いだ仕様になっています。
上記の仕様は現行Martin において採用しているモデルは無く仕様だけで見ても希少と言えます。さらにこの個体はブラジリアンローズウッド使用。まっすぐできれいな柾目が使用されており、サイド、バックの両側には色味が濃くセンターウェッジには明るい色味のブラジリアンローズウッドが使われており、さらにトップのスプルースも非常にきれいな木目を持ったものが使用されている為、サウンドもさることながら眺めるだけでも楽しめてしまう魅力的な一本。
サウンドは鮮明で大きく響き、且つ帯域毎の音量バランスが良くフラットな響き。どこかの帯域が突出して聴こえるのではなく、どの帯域も鮮明にそして煌びやかさをもって耳に届いてくれます。さらにボディ内部に残った響きの残りが実音の余韻となり、短いリバーブがかかったかのような幻想的な響きも感じられます。掲載の動画ではなかなか伝わりにくいかもしれませんが、現行品では無いこの個体の個性として、ストロークで響かせた音の塊が、壁のように「ドン」と耳と体に届く感覚があります。
ワンストロークで始めに迫力を、次にきらびやかさを、最後に残響感を、どれも鮮明に感じれれる本当に魅力的な一本。これもブラジリアンローズウッドだからこその響きと言えるかもしれません。
【仕様】
TOP:Sitka Spruce
BRACING:Non-Scalloped X-Bracing
SIDE&BACK:Brazilian Rosewood
FINGER BOARD:Ebony
BRIDGE:Ebony
NUT WIDTH:約42.9mm
SCALE:645mm
Neck Shape :Full Thicknes(SQ Neck)
PICKGUARD:Tortoise
BINDING:White
TUNER:Shaller Neckel Closed w/Martin Logo
CASE:Hard Case
非純正ハードケース付属
为了获得更好的访问体验
请点击右上角按钮
选择“在浏览器中打开”