■ Getzen(ゲッツェン)
1939年創業のアメリカを代表する老舗金管楽器ブランドです。
T.J.Getzen氏によって、ウィスコンシン州エルクホーンにて設立されました。
1946年には第1号のトロンボーンを完成するとともに、最初の1年間で約1,000本のトロンボーンを製作するなど、勢力的な製作を行い、1947年にはトランペットの製作にも着手しました。
1949年にはT.J氏の息子であるJ.Robert氏が工場長に就任し、1950年代には従業員数を80名にまで増員し、
生産数・品質共に向上させました。
1950年代末から1960年代初頭にかけ、他社からの買収や人員整理等がありましたが、
Doc Severinsen氏を始めとする当時のトップアーティストとの交流も深め、トランペット、コルネット、フリューゲルホルンの開発・製造を強化しました。
その中で、900(Eterna)シリーズなどの今日でも評価の高い楽器が生み出されることとなります。
順調な成長を続ける共に販路を拡大し、1983年に(株)プリマ楽器と特約店契約を結び、
日本での販路を獲得し、以後、日本でも多くのユーザーに親しまれるブランドとなっていきます。
アメリカ金管楽器産業の礎を築き上げ、今なお現存するブランドとして、
高い品質とデザイン性で楽器を提供し続け、世界各国の需要を満たし続けています。
■ Eterna SP
Getzenブランドは、1939年の創業からアメリカ金管楽器産業を担い、
現在では、アメリカを代表するブランドの地位を確固たるものとしました。
その立役者とされているのが、"Eterna"シリーズです。
1960年代前半頃から、
DOC SEVERINSEN氏を始めとした
当時のトッププレイヤーと約10年間に及ぶ試行錯誤を繰り返し、
誕生したのが"Eterna"シリーズです。
プロモデルとしてデザインされた"Eterna"シリーズは、
その高い操作性と心地よいサウンドから
プロアーティストを中心に人気を獲得し、
発表から現在に至るまで多くの方に愛されるシリーズとなりました。
様々なマイナーチェンジ、派生モデルが誕生していく中で、
現在では、"Eterna"の設計思想を元に、
従来のEternaを踏襲した"900 Classic"、
現代楽器として必要な高い操作性と汎用性を重視し、
現代化改修が施された "907 Eterna Proteus"、
豪華な仕様が施されたアニバーサリー仕様の"900/907 DLX Eterna Deluxe"
へと進化を遂げ、
"Eterna"の名は世界中で愛され続けています。
当個体は1976~1979年に製造されていた時期のものです。
1963年の既存工場の消失後、新工場にて安定した製造が再開されている時期でした。
数あるEternaの各モデルの中でも、
比較的中庸でシンプルな設計がなされており、
その優れた操作性と汎用的なサウンドから
音楽ジャンル・演奏編成問わず多くの方に愛用されました。
■ 仕様
・調子:B♭
・シリーズ:Eterna Series
・ボアサイズ:11.68mm(ML)
・チューニングスライド支柱:1本
・ウォーターキィ:アマドータイプ
・第1スライド指掛け/トリガー:無
・仕上:銀メッキ
・製造国:アメリカ
■ 付属品
・純正ハードケース
・樹脂製第3スライドストッパー
・(株)黒澤楽器店保証書
■ 中古コンディション
全体各部に経年相応の表層傷、バルブセクションを中心とした箇所のラッカー浮き/剥がれ等があり、使用感が見られますが、
サウンド・演奏上の問題はありません。
管体内部についても、経年相応の状態変化・劣化が見られますが、
サウンド・演奏上の問題はありません。
総合的に見ると、
経年相応の使用感がありつつも、
今後の使用にも十分耐えうるプレイアブルコンディションと言えます。
※各部の傷や使用感については写真に写り難いため、
詳細をご希望の方は事前にお問合せ下さい。
※当商品は委託品の為、現状でのお渡しとなります。
各部軽度クリーニング・調整済みの商品です。
■ スタッフコメント
エテルナをお探しだった方にも、
そうでない方にも広くおススメできる1本!
モデル通りの中庸な吹き心地と
中性的な汎用性に富んだサウンドが心地よい印象です。
同年代の個体と比べても、
遜色のない保存・各部動作状態を維持しており、
今後も最前線でお使いいただける印象です。
経験歴、ジャンル、演奏編成問わず、
多くの方に愛用していただきたい1本です。
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