低～中価格帯ながらもMartinサウンドが得られるコストパフォーマンスに優れたRoad Seriesから、Martinギターの革新的なモデルとして2020年に発表されたSC-13E。
ジャズマスターやジャガーといったギターを彷彿させる左右非対称のSシェイプボディ、快適な演奏性を誇るベロシティシェイプのネック…といった今までのMartinには無いモダンな仕様の数々を採用したエレアコに仕上がっており、それまでのアコースティックギターギター業界に新たな刺激を与えました。
本器はD-28や000-18などのMartinの定番モデルと同じStandard Seriesから登場したUSA製のSC-28E。
スプルーストップ、ローズウッドサイド/バックをそれぞれ単板で採用。
前途にもある通り、SCモデルの最大の特徴となるのがストレスフリーな快適な演奏性です。
それは12フレット以降のハイポジションの弾き心地の良さです。
一般的なアコースティックギターのカッタウェイのモデルですと、ハイフレットのポジションを押さえる際に左手がネックヒールにつっかえてしまう、これはギターの構造上避けられないポイントでした。
しかし、SCモデルではエレキギターのようなデザインにすることでローポジション側で押さえている感覚をそのままハイポジションまで運ぶことが出来ます！
これによりハイポジションでのコード弾き等の演奏性も格段に向上することができました。
そして、左右非対称の特徴的なボディシェイプも独自のかっこよさと、絶妙なフィット感を実現しております。
サウンドはSC特有の音抜けと歯切れの良さがあり、ローズウッドならではの重圧な鳴りが特徴です。
ピックアップはナチュラルで生音のような温かいサウンドとパンチのある低域が魅力のLR Baggs Anthemを搭載。
ギターの構造自体がモダンな本器においては、エレアコが故の硬質さやチャキチャキするような嫌味が感じにくくLR Baggsならではのナチュラルなサウンドと上手くマッチしております。
今までのMartinのカッタウェイモデルでは000CやGPC等、あくまでもデザイン、サウンドも伝統的なモデルがベースにあるMartinギターとしてのキャラクターを追求してきものでございました。
SCモデルでは心機一転、モダンなスペックで今までにはなかったキャラクターへと仕上げられたエレアコモデルです。
エレキギターから持ち替えても同じような感覚で弾けるほどの演奏性の高さを実現させたギターはそう多くはないでしょう。
王道なアコースティックギターとは一味違うモデルをお探しの方に体感していただきたい1本です。
全体的にきれいな中古品。
一部塗装クラックがありますが、演奏性などには影響ありません。
-仕様-
ボディサイズ：SC
トップ材：スプルース単板
サイド/バック材：イースト・インディアン・ローズウッド単板
ネック材：セレクトードウッド
ネックシェイプ：ロー・プロファイル・ベロシティ
ネックテーパー：ハイパフォーマンス
指板/ブリッジ材：エボニー
フィニッシュ：グロス
スケール：約645.2mm
ナット幅：約44.5mm
ピックアップ：LR Baggs Anthem
-付属品-
専用ハードケース、保証書。
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