伝説的名工マヌエル・ラミレスの高弟の一人、ドミンゴ・エステソの1921年製が入荷しました！
ドミンゴ・エステソはサントス・エルナンデスと並び称される、
伝説的名工マヌエル・ラミレスの高弟の一人であり、
その製法は現在もコンデの名を受け継ぐ工房に受け継がれています。
1915年、ギター製作家ドミンゴ・エステソ（1882-1937）は
スパニッシュギターを新しい方法で製作する彼自身の工房を開きました。
その後、ドミンゴ・エステソの甥、コンデ３兄弟（ファウスティーノ、マリアーノ、フリオ）が
叔父であるドミンゴ・エステソの工房で働き始め、その手作業による独自のギター製作方法を習得しました。
1937年にドミンゴ・エステソが亡くなった後、
ドミンゴ・エステソの未亡人のためにビウダ・デ・エステソ（エステソの未亡人）のギターを製作した後、
3人の甥達は工房を引き継ぎ、ソブリノス・デ・ドミンゴ・エステソ（ドミンゴ・エステソの甥達）のギターを製作しました。
その後、コンデ・エルマノス（コンデ兄弟）のギター製作をはじめ、
3兄弟はそれぞれ、ファウスティーノ・コンデ（1913-1988）はグラヴィーナ工房を、
マリアーノ・コンデ（1916-1989）はフェリペ工房、そしてフリオ・コンデ(1918-1995)は
アトーチャ工房を引き継ぎました
ニーニョ・リカルド、サビーカス、そしてパコ・デ・ルシアなど多くの
有名プロフラメンコギタリストに愛奏されて、世界で最も有名なフラメンコギターの王道ブランドとなりました。
19世紀初頭、スパニッシュギターの黄金時代に製作された1本。
表板の指板脇両側の他、3ケ所の割れ修理跡、裏板の割れ修理跡がある他、
ゴルペ板の貼り直しが行われており、ゴルペ跡、弾き傷、擦り傷と各部にございますが
使用上の問題はございません。
表板の内部構造は7本の扇状力木となっており、
元々はクラシックギターとして製作された可能性もございます。
密度の濃い音色は素晴らしく、古き良き時代のスパニッシュギターの音をお楽しみいただけます。
ケース別
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