ODL-1(STANDARD)
新たな可能性を切り開くオーバードライブペダル「OVERDRIVELAND」
OVERDRIVELANDは、今では入手が困難なDUMBLEアンプのように艶やかで存在感があり、プレイヤーが持つ個性を表現するために生まれました。
■開発の背景
設計者のフリーザトーン代表 林は、これまで20台以上のDUMBLEアンプのメンテナンス・修理を経験し、自身も複数のDUMBLEアンプを所有していました。DUMBLEアンプは、クリーンサウンドであっても歪んでいるようにも聞こえる独特の倍音を持っています。そしてDUMBLEアンプのドライブサウンドは、アンプが意思を持っているかのようにギタープレイに反応します。このフィーリングをペダルタイプのオーバードライブペダルに持たせたいという発想から開発がスタートしました。
■OVERDRIVELAND開発ストーリー
DUMBLEアンプは、Larry Carlton、Robben Ford、Eric Johnson、Stevie Ray VaughanやJohn Mayerなど多くの著名なギタリストに愛用されてきたアンプです。彼らがこのアンプの虜になる理由は、ギターから出力される信号レベルに過敏すぎるほど反応する特性と、DUMBLEアンプ特有の太くリッチな倍音成分にあると考えています。私はアメリカ人のギターテックを通じて、DUMBLE本人と何度か連絡を取り合ったことがありますが、私が使用するメインのギターは何か?主にプレイする音楽はどのような音楽なのか質問してきました。彼はアンプ製作をするとき、そのギタリストがメインで使用するギターを使って、アンプを一台一台調整するとも言っていました。DUMBLEのクラフトマンシップを感じさせます。
OVERDRIVELANDを開発するにあたり、参考にしたのはOVERDRIVE SPECILALの後期型です。このモデルはOVERDRIVE SPECIALの文字がデジタル文字になっています。私が現代の音楽に最もマッチすると感じるモデルで、ロック色の強いサウンドを持っています。
ペダルタイプのオーバードライブにDUMBLEアンプのような特性を持たせるために、様々なアイデアを回路に置き換え、実験を重ねました。基本となる回路(OVERDRIVELANDのノーマルチャンネル)は、クリッピングダイオードやLEDを使用しないことを決めました。その理由は、クリッピングダイオードやLEDを使用した場合、意図した倍音成分を構成することが難しかったからです。
ノーマルチャンネルの「GAIN」を上げると音が少しずつ歪んでいきますが、「GAIN」のつまみの位置を12時より下げても、クリーンサウンドの中に豊かな倍音成分が含まれていることを感じていただけると思います。このOVERDRIVELANDの倍音が、クリーンサウンドで楽しくプレイできる秘密です。
■使用方法と各機能について
OVERDRIVELANDは大きく分けて二つのセクションから成り立っています。一つはノーマルチャンネル選択時に信号が通過するノーマルチャンネル回路。この回路にトーン回路(EQ ON/GLASSスイッチを含む)やゲイン特性を調整するROCK/JAZZスイッチも含まれます。
もう一つはドライブ回路。ドライブチャンネル選択時に、このドライブ回路を通過した後、ノーマルチャンネル回路に信号が流れます。
はじめにOVERDRIVELANDサウンドの土台となるノーマルチャンネルで、基本のクリーン・クランチサウンドを作ります。まずは全てのノブをセンターに合わせ、音を出してみてください。ピッキングの強弱に合わせて倍音成分が変化し音色が変わります。ノーマルチャンネルは、プレイヤーからさまざまなフレーズを導き出す豊かなトーンを持っています。
「GAIN」ノブで好みの歪み具合に調整します。音量は「NOR LEVEL」ノブで調整します。
ノーマルチャンネルには、基本となるサウンドを設定するために「EQ ON/GLASS」と「ROCK/JAZZ」のスイッチを用意しています。
「EQ ON/GLASS」スイッチは、ノーマルチャンネルのイコライジング機能を設定する機能です。「EQ ON」に設定すると「TONE」回路が動作します。「GLASS」を選択すると、「TONE」回路がバイパスされ、ブラックフェイスのFender VibroverbのBrightスイッチをONにしたようなグラッシーなトーンを得ることができます。
「ROCK/JAZZ」スイッチは、ノーマルチャンネルの周波数特性や増幅段のゲイン設定を行います。「ROCK」側はゲインを上げて音作りをすることを想定しており、低音域のゲインを少し下げつつも全体のゲインが上がるように設計されています。低音域の音量の上がり過ぎが原因で、アンプの入力段で音が潰れてしまうことを防ぎます。「JAZZ」側は、全体のゲインを下げ、低音域が豊かに出るように設計されています。
OVERDRIVELANDのドライブチャンネルを選択すると、ドライブ回路がノーマルチャンネルの手前に付け足されます。すなわち入力側から見て、ドライブ回路、ノーマルチャンネル回路、そして出力回路の順に信号が流れます。このドライブ回路には、「HI-CUT」フィルター回路が装備されているため、高音域特性の調整が容易にできます。また、「PUSH」コントロールは、ドライブ回路からノーマルチャンネルに送る信号レベルを調整します。この「PUSH」によって音圧感をコントロールすることができます。また、「DRV LEVEL」ノブでドライブチャンネル選択時の音量を調整することができます。
ースペックー
■入力インピーダンス
500kΩ以上
■出力負荷インピーダンス
10kΩ以上
■コントロール
NOR LEVEL、DRV LEVEL、TONE、GAIN、PUSH、HI-CUT、DRIVE、EQ ON/GLASSスイッチ、ROCK/JAZZスイッチ、DC9V/ DC14.5V切り替えスイッチ
■端子
1/4インチ標準フォーン・ジャック(入力、出力)、DC9V入力ジャック(ACアダプター・ジャック)
■電源
DC9V 電池 (9V形006P型)、ACアダプター(DC9Vセンターマイナス)
■消費電流
DC9V 55mA
■サイズ
97(D) × 120(W) × 51(H)mm(フットスイッチやジャック等の突起物含む)
■重量
350g(電池含まず)
■付属品
保証書、WEBサイトアクセスカード、安全上のご注意、ゴム足×4
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