1942年の登場より不動の人気を誇るJ-45。現在に至るまでアコースティックギターシーンのトップを走り続けるロングセラーモデルです。本機は50年代後半と60年代前半のスペックを併せ持つ"J-45"。1961年製Vintage品。スプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、ハカランダ指板&ブリッジ、ノーマルストレートサドル、オリジナル・シン・ポインテッド・ラージピックガード、シングルリングロゼッタ、ワンライン3連クルーソンタイプペグ、ノンスキャロップドXブレイシング。60年代の極初期に見られる色味の濃いダークチェリーサンバーストを備えたJ45。スキャロップ期から1955年頃にノンスキャロップへと変更が入った歴史を持つJ-45。そこからも年々ブレイシングの高さや幅が変わるなど年を追うごとにサウンドの傾向が変わっていきます。本器の頃には細く高い形状へと変化しており、シャープな音色とスピーディな反応性を獲得しています。50年代の太く甘く泥臭さを感じる音色からスッキリと輪郭感のある響きへ、それでありつつも箱全体で増幅しているような空気感のある響きも持ち合わせます。60年代前半のADJと比べるとよりダイレクトなレスポンス、コシのあるサウンド、音色の太さが武器となるでしょう。一度触ると病みつきになるであろうGood Soundの1本です。ネックヒールサイドにストラップピン装着。ブリッジプレートは当時の接着剤を使用していない為リプレイス、同時にブリッジも交換されていますが、両者とも非常に精巧に作られておりぱっと見では見紛うほどの仕上がりです。Vintageではよく見られるピックガードに沿って割れる木部クラックがピックガード内側、サウンドホール上部と下部に見られますが、両者とも接着と内部にパッチが施され問題なく使用できる状態となっています。上記修理跡こそ見られるもののその他には細やかな当てキズや擦れキズが見られる程度と良好な状態をキープされている個体。ネック周りの状態も良く、50年代後半と比べて薄くなったグリップ感も相まって高い演奏性を持っている1本です。50年代後半より演奏性とサウンドが変化、同時期のADJとはサウンドが異なる中間的な印象のJ45。ノーマルスロット故のコシやサスティーン、パンチ感が魅力的な個体です。また一味違った個性を持つ1本、是非ご検討下さい。
汎用ハードケースが付属します。
Condition:EX
Top:Solid Spruce
Side:Mahogany
Back:Solid Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda
Machine Head:Kluson/Nickel
Fingerboard Inlay:Dots
Rosette:Black&White
Binding:Black&White
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:42mm
Scale:628.65mm
Case:Hard Case
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