月に届く響き、moon guitars
ラリーグラハム氏や須藤 満氏を初めとする多数の著名なアーティストの使用で有名でございます。
日本を代表するコンポーネントブランドとしてこれまで多くのプロアーティストの仕事に携わり、誰もが認める信頼と実績を築き上げました。moonといえば上記のアーティストの使用が有名でもありベースの印象が強い印象を持たれると思いますが、ギターでもレゲエマスターという大ヒット商品を生み出しています。国産ハイエンドギターの中でも他社とは一線を画す仕上がり、シェイプなど独特でありながらも非常に評判の高いブランドでございます。
この度入荷した個体は池袋店オーダーしました特別な1本限定の仕様となります。
コリーナボディ2ピース!フレイムネック!!カラーリングはオールドナチュラルカラーと名付けられどこかビンテージを感じさせる仕上がりです。
moonのエレキギターはレゲエマスターの印象が強いですがテレキャスタータイプも生産されています。クオリティは言うまでも無く国産コンポーメントブランドでも随一の仕上がりです。
~オーダー内容、仕様など~
池袋店でオーダーしました限定1本での仕様でございます。
定番のテレキャスターを国内随一のブランドmoonで製作してもらいました。
極薄ラッカーですのでがんがん仕様していただきたいです。今後の成長が楽しみな1本に仕上がりました。
オーダーのコンセプトですが見た目は伝統的でありながらも材に特徴、拘りを詰め込もう!ということで今回はボディをコリーナ、ネックはフレイムネックという仕様となります。
カラーはオールドナチュラル。どことなく1970年代、80年代もありながら50年代にもよせた雰囲気です。ピックガードは3PLYとなります。
まずボディはコリーナ2ピースとなります。ちょっとチャーミングな模様、節がボディトップの横に見られる特徴的なコリーナ材です。
コリーナ(Korina)はギター界隈での通称で、本来はリンバ(Limba)。黒い縞模様が入ったものはブラック・リンバと呼ばれる材となります。コリーナと言えば1958年GibsonのFlying Vでしょうか。マホガニーの代替材としてボディとネックにコリーナが採用されたフライングVは伝説となります。マホガニーの代替え材というのもありサウンド特性も似た印象となります。しかしマホガニーよりやや軽量である材ですので中音域から高音域が強く抜けの良いサウンドが得られるという特性もあります。
ネックはフレイムネックとなります。ネック裏は上品なフレイムが浮き上がります。フィンガーボードのフレイムも上品という感じで最高です。
さらに注目していただきたいのですが22フレット仕様、トラスロッドはヘッド側にございます。
22フレットというたった1フレット、1音足されるだけで世界が広がります
また22フレット仕様になりますとつばだしになりますのでネックを外さないとトラスロッド調整が出来ないモデルも多々存在しますがヘッド側になっていることにより容易に調整が可能です。日本の気候ですと寒暖差や湿度の関係上ネックが動いてしまう状況が多発しますので非常に嬉しいポイントではないでしょうか。
ブリッジはGOTOH BS-TC1(in tune)となります。
伝統的な見た目ながらオクターブピッチの安定性が優れています。機能はもちろんブラスサドルによる倍音豊かな音楽的な響きも魅力です。
サウンドの要でもあるピックアップはムーンオリジナルのOXALIS TEです。
豊かな中音域とサステインもしっかりと感じられます。
カッティング時の切れ味のよさ、ドライブさせた時の粘り感も言うことなしです。
塗装は言うまでも無く極薄のラッカー塗装となっています。ラッカーはネックを見ると非常にわかりやすいのですが極薄で吹かれており照明にあてると浮かび上がって、木目、導管が楽しめます。ボディは照明をあてますと極薄である象徴の凸凹がみられ、ウレタン塗装のボディのギターと比べますとやはり発色が良く、生鳴り、アンプからの鳴りが素晴らしい個体にしあがっております。アンプを通さずに鳴らしたときのボディとネックの振動を体感できます。
塗装が薄いということイコール良く鳴る、振動する、イコール倍音が素晴らしいクリーントーンの美しさが実感できます。
~サウンド所感~
通常こういった見た目のテレキャスではアッシュ材がメインで使われています。
アッシュのサウンドの特徴は高音域が特に印象的で抜け感がございます。上の帯域が出過ぎて音作りをしっかりしないとキンキンした嫌なサウンドだと感じることも個体によっては存在します。
オーダーの個体はコリーナですので上記したサウンド特性(コリーナ)にメイプルの明るさも感じられます。キンキンすることなく非常に使えるサウンドに仕上がっています。
テレキャスならではのギャリン感がないのでは?と懸念される方もいるかもしれません。
しかしながらハイもしっかりとでつつも痛い成分は感じず輪郭のある低音、密度の濃いミドルと素晴らしいクオリティで仕上がっています。
ギターサウンドの要とも言える中音域に関しても存在感がありました。
それでもなおしっかりとアンプ側で中域を強調したサウンドメイキングをしてみていただきたいです。
しっかりミッドの効いた音にもなりハイとローの存在感も感じられました。
素のままの音だともう少しほしいというサウンドの傾向ですが(決して物足りないというわけではございません)上記したサウンドメイクを是非お試し頂きたいです。
上記モロモロ拘りを詰め込んだテレキャスターとなりました。
見た目は定番ですが痒い所に手が届くテレキャスターに仕上がりました。
また色々とサウンドの特徴を上げましたがこの個体をもって鳴らした瞬間に理解できることは音がいい!!抜けるー、気持ちいい!!ということです。今後どんな風に鳴ってきてくるのか楽しみです。
是非お手にとっていただきたい1本に仕上がっています!!!
宜しくお願いいたします。
~特徴~
■コリーナ2P→希少?嬉しい!
■フレイムネック→美しい。
■GOTOH BS-TC1(in tune)搭載→オクターブピッチの安定、ブラスサドルの倍音感
■22フレット→意外と嬉しい
■極薄ラッカー→振動、鳴りの向上
~SPEC~
Body:Korina 2P
Neck:Flame Maple
Fretboard Radius:310R
Pick UPs:OXALIS TE
Control:1Vol, 1Tone, 3way Selecter
Parts:Chrome
Finish:Lacquer Finish
Gig Bag、保証書付属。
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