アメリカの名匠ルシアー、ジェイムス・グッダール。1972年にアコースティックギターの製作を開始し、1992年にはカリフォルニア州からハワイへ工房を移転。その後2010年頃に再びカリフォルニア州へ戻り、2024年にはテネシー州スパルタへ移転して製作を再開しました。現在は製作本数も非常に限られており、大変希少な存在となっています。本器は、やや小ぶりなグランドコンサートサイズにカッタウェイを備えた人気モデル"BRGCC"。トップ材にはマスターグレードのアディロンダックスプルース、サイド&バックには上質なブラジリアンローズウッドを使用。ネックはマホガニー、指板とブリッジにはエボニーを採用し、アバロンロゼッタやフィギャードメイプルのバインディング、MOPダイヤモンドインレイなど、グッダールらしい美しい装飾も魅力です。ペグはゴトー製510のゴールド、エボニーボタン仕様。ファットで安定感のある低域、パンチの効いた中域、鋭く伸びのある高域が見事に調和し、抜群のトーンバランスを誇ります。ボディサイズも絶妙で、抱えやすく快適な演奏性。2018年製の個体ですが、演奏面・外観ともに非常に良好なコンディションを保っており、目立つ傷なども見られません。本器は、テネシー州への移転前、カリフォルニア工房時代に製作された1本で、今後ますます入手困難になることが予想されます。付属のアメリテージ製ハードケースは、高い保護性能と洗練されたデザインを兼ね備えた逸品です。
Condition:EX+++
Top:Solid Adirondack Spruce/Master Grade
Side:Solid Brazilian Rosewood
Back:Solid Brazilian Rosewood
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Heads:Gotoh 510 Gold Mini/Ebony Button
Fingerboard Inlay:Noched MOP Diamonds
Rosette:Abalone
Bonding:Figured Maple
Pick Guard:Clear
Pick up:none
Nut width:44.45mm
Scale:647.7mm
Case:Hard Case/Ameritage
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