Jackson/Charvel社で10年間楽器製作に携わった後、91年にFenderへ入社したTodd Krause氏。Toddは「デザインで最も重要なのはフォルムと機能。サウンドの良さはもちろん、手に取った瞬間に湧き上がってくるフィーリングが重要だ。ロックンロールの楽器である以上、ルックスはこの上なく格好良くあるべきだし、見た者を弾かせたくなるような衝動を与えなくてはいけない」という哲学を楽器製作へ反映しており、実際にToddが製作する楽器は、演奏性やサウンドなどで氏の哲学とはなんたるかを強く感じることができる仕上がりとなっています。
今回入荷したのはマッチングヘッドのLake Pracid BlueをHeavy Agedにて仕上げた63 Jazz Bass。アルダーボディ、ラウンド貼りのローズウッド指板、柾目のメイプルネックといった63年製のジャズベースと同様の仕様が採用されているからこそ、よりToddの楽器の特別さが感じられる1本です。当機はJosefina Campos氏がハンドワウンドにて製作したピックアップを搭載。巻数を多めに設定してあり、直流抵抗値8.0K~9.0Kと通常よりも高出力仕様となっています。
ラウンドボード仕様のジャズベースらしい、明瞭なアタック感がしっかり出たタイトなサウンドはもちろんのこと、Fenderならではの重心の低いボトムの感じられる、非常にバランスの良い良質なJBサウンドがお楽しみ頂けます。レスポンスの良さも抜群で、どういった奏法でもはっきりとした発音をしてくれるので、高速フレージングでも立ち上がりの遅さを感じることはありません。程よく乾いた所謂”枯れた”ようなトーンも持ちつつ、現代のジャンルにもマッチするモダンな質感も持ち合わせており、ネックのリリーフやピックアップ高を変更することで、オールドスタイルにもモダンスタイルにも対応が可能な懐の深い1本に仕上がっています。
約5年ぶりに入荷したTodd Krause氏のJazz Bass、流石シニアマスタービルダーといった納得のクオリティです。
お見逃しなく!
Body : Alder 2PC
Neck : Quarter Sawn Maple 1PC
Fingerboard : Rosewood / 7.25"RADIUS / Round LAM
Fret Wire : VINTAGE / 45085
Nut Width : 1.500"
Machinehead : Original
Bridge : Original
Pickups : HW VINT J-BASS
Scale : 864mm
Case : Original Hard Case
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