シングルOサイズよりさらにふたまわりほど小振りなサイズの"2-17”。このモデルは1922年にマーチン社初の鉄弦モデルとしてカタログにラインナップされたました。当時はハワイアンブームの頃もあり"OO-18(H)"などのハワイアンモデルには1916年頃から鉄弦が使用され出しますが、レギュラースタイルでの鉄弦モデルは"2-17"が初となります。本器は他のモデルにも鉄弦が普及した直後の1929年製Vintage品。トップ、サイド&バック、ネックに至るまでマホガニーを使用。ハカランダ指板、ハカランダレクタングルブリッジ、バーフレット、シングルリングロゼッタ、ローズウッドバインディング、スタイル17のショートパターン指板ドット、バックスタンプロゴのスロッテドヘッド、Waverly製オリジナル3連ペグ、12fジョイントボディ。小振りで愛らしいサイズ2マーチン。12"ほどのロウワバウトで女性でも小脇にすっぽり収まるサイズ感。元気で快活なレスポンスながら、オールマホの甘いサウンドを持つ病みつきになる1本。甘く、それでいて枯れたテイストの響きはこの頃のマーティンならでは。爪弾けども、耳を突く嫌な高音を感じにくい経年した倍音が魅力的です。経年・使用に伴う小傷や若干の演奏痕などは見られますが、年代を鑑みるととてもキレイにノンクラックで保たれた1本。Martin社では1926年頃にStyle17からラッカーフィニッシュを使用し始め1929年頃にはすべてのモデルがラッカーフィニッシュへと移行されます。本器もオリジナルのラッカーフィニッシュで、オリジナルフィニッシュを保ったグッドコンディション。ネックまわりも良好。演奏性も良好でゆったりとリラックスしながら奏でて頂けます。この年代は鉄弦ブレイスへの移行後ですがまだまだブレイシング強度は低く、使用弦はコンパウンド弦、もしくはエクストラライト弦がお勧めです。オリジナルのWaverlyペグはまだ現役で使用できますが、前オーナー様が残してくれたリプレイメンス用ペグもケース内に残しております。ガッツリと弾くメイン器とは別の相棒にオススメな1本です。Larrivee製のフォームフィットハードケースとオリジナルチップボードケールが付属します。
Condition:EX+++
Top:Solid Mahogany
Side:Solid Mahogany
Back:Solid Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda
Machine Head:Waverly/3 on plate Open Gear
Fingerboard Inlay:Dot
Rosette:Black&white
Binding:Jacaranda
Pick Guard:None
Pick up:None
Nut width:45mm
Scale:620mm
Case:Original Chip Board Case & Hard Case
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